蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】DeNAが初CS決める 12球団オーラス2016年9月20日 紙面から
◇DeNA3−1広島DeNAが3連勝。1回にロペスの30号2ランで先制し、6回に筒香の適時打で1点を加えた。今永は6イニング2/3をソロによる1失点にまとめて8勝目。広島はプロ初先発で5イニング2失点の塹江を打線が援護できず、今季2度目の3連敗。 ◇ 一日一日の積み重ねが結実した。12球団で唯一クライマックスシリーズ(CS)を知らなかったDeNAが、球界参入5年目で初の進出を決めた。勝っても負けても「明日はまた違う一日が来る」と繰り返してきたラミレス監督は「すごくホッとしている。選手たちが自分たちを信じて戦い続けてくれた結果」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。 不調時も我慢して起用し続けた選手が大事な試合で輝いた。1回1死一塁でロペスが先制の30号2ランを放ち、2点差の9回には山崎康が締めて32セーブ。ほかにも5年目の桑原を1番に置き、2年目の倉本を遊撃、新人の戸柱を捕手に抜てきした。 「結果を出してくれてうれしい。シーズンが始まるときは選手のことをよく分かっていると思っていたが、足りなかった。より分析に時間をかけるようになった」。チームに変革をもたらした新人監督は、自身の成長も感じ取っていた。 その指揮官が絶賛したのがこの日も貴重な適時打を放った筒香だ。 「主将として4番として、これ以上ない仕事をしてくれた」。40本塁打と102打点はリーグトップ。成績で引っ張るだけでなく、ロッカールームで大声を出して盛り上げ、明るく戦う雰囲気をつくり上げた。常に前向きな言葉で鼓舞する監督と主将の二人三脚で、10年連続Bクラスのチームに染み付いた負け犬根性を一掃した。 来季は2年契約の2年目。高田GMが「正式に来季もお願いしますという形を取りたい」と話すまでもなく、続投は決定事項だ。1つの目標を達成したが、まだ通過点。試合後のお立ち台でラミレス監督は「残り4試合。2位を目指して最後まであきらめずに戦っていきます」とファンに宣言した。 (小林孝一郎) PR情報
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