約4ヶ月ほど前のデータになりますが、MMD研究所というところが2016年5月24日付で調査した「2016年ネットショッピングに関する調査」において、過去6ヶ月以内に利用したネットショッピングサイトはどこか?という統計があったので、今回はそれを紹介させてもらいます。
MMDLabo株式会社は、同社が運営するMMD研究所と株式会社コロプラが提供するスマートフォン向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」にて共同調査を行い、第13弾として「2016年ネットショッピングに関する調査」を実施致しました。
ちょっと興味深い数値になっているので、ネット通販を普段から利用している方は是非、ご覧ください。
楽天市場がAmazonに完敗:
気になる統計結果は下記の通り。ご覧いただけるように、Amazonが楽天市場の利用者を大きく離し、ダントツの1位になっています。
- Amazon:76.9%
- 楽天:48.3%
- ヤフーショッピング:18.7%
- ブランド等のネットショップ:10.5%
- ヨドバシ.com:9.5%
- ネットスーパー:4.7%
- その他:16.1%
楽天利用者は半数に届かない:
注目すべきはやはり楽天利用者の少なさ。
しかも今回の統計は「スマートフォンを所有する15~49歳の男女」に対して行われたものなので、どちらかというと通販利用に対して積極的な層への調査になるのですが、それでも半数に届かない結果とはかなり残念な数字かもしれません。
反面、Amazon利用者については全体の3/4以上と、もはやネット通販を利用する方のほぼ全員がAmazonを利用しているといっても過言ではない状況…。Amazonの完勝だったことは間違いないでしょう。
PC利用者を含めればここまで差はつかない:
ではなぜ楽天がこれほどまでにAmazonに完敗してしまったのかについては、調査対象がスマートフォンを所有する層であることが考えられます。
実際、下記の「6ヶ月以内にスマートフォンで購入した商品」はどれか?という質問ですが、10代と20代が『本・雑誌・コミック』を選択。このあたりのジャンルはAmazonが楽天を大きくリードしている分野なので、結果的にAmazon利用者数が伸びた可能性があります。
最近6カ月以内にスマートフォンで購入した商品を聞いたところ、10代は「本・雑誌・コミック、CD・DVD・ブルーレイ、衣服・靴・アクセサリー」、20代は「本・雑誌・コミック、衣服・靴・アクセサリー、生活雑貨・日用品」、30代は「生活雑貨・日用品、衣服・靴・アクセサリー、本・雑誌・コミック」、40代は「生活雑貨・日用品、衣服・靴・アクセサリー、食料品」の順となり年代別で購入した商品が異なる結果となった。
そのため、たぶんパソコン利用者を含めて統計を取った場合には、楽天とAmazonの差はここまで開かなったはず…。
- スマホ利用者への統計:Amazon圧勝
- PC&スマホ利用者への統計:Amazonと楽天が僅差に?
それでもまぁAmazon利用者が楽天よりも多い状況に変化はないと思われるので、楽天がピンチなことには変わりないのかもしれません。下記記事でも書きましたが、楽天市場の使いにくさを改善しない限りには、Amazonにどんどん顧客を奪われてしまうことでしょう。
スマホで買い物をする時代に:
最後に。楽天 vs Amazonという構図以外にも、この「2016年ネットショッピングに関する調査」には面白い統計結果もあったのでそれを紹介しておきます。
ネットショッピングをする時に最も使うデバイスを聞いたところ、「スマートフォン」が65.8%で最多となり、前年と比較すると5.5ポイント増の結果となった。
この質問も結局は「スマホを持っている人への調査」なので、ややスマートフォン寄りの統計結果になっている可能性は高いですが、それでももはや大部分の人がスマホで買い物をする時代なのは間違いなさそうな感じ。
こんな風に今やパソコン画面でどうサイトが見えるのか…というのはあんまり重要ではなくなりつつあるので、スマホからの見た目や読みやすいさを当サイト「クレジットカードの読みもの」でも引き続き、徹底強化していきたいなと思います。
以上、楽天がAmazonに完敗!過去6ヶ月の間に利用した通販サイトはどこか…という調査において、Amazonに大きく離される結果になった…という雑談でした。
参考リンク:
Amazonで今、一番ポイントが貯まりやすいクレジットカードについては下記記事を参考に。コンビニ等での支払いにも便利なカードなので、おすすめですよ。