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俺の脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎とその完治までの道のりを綴っていく

【完全版】脂漏性皮膚炎の治療法とシャンプーのチェックポイント

脂漏性皮膚炎研究室

【完全版】脂漏性皮膚炎の治療法とシャンプーのチェックポイント

脂漏性皮膚炎になってから多くのシャンプーを試したり研究したことでわかった治療法と、脂漏性皮膚炎の人が使うべきシャンプーの成分を公開する!

はじめは、おもしろ楽しく脂漏性皮膚炎に関する情報収集のために始めたこのブログも、気がつけば立派なオタクになってしまった。そこら辺の皮膚科医よりも自分のほうが詳しいと自負しているし、絶対に症状を改善させられる自信がある。

一人でも多くの脂漏性皮膚炎で悩んでいる方のためになっていただければと願う。

少し長くなるが、最後まで読んでいただいて参考にしてください。

 

医者のオススメなんて適当

 このブログでもよく医者の意見は信じられないと言及している。確かに、医者の診断で脂漏性皮膚炎と診断されるところからはじまるのだが、実際に医者の指示通りの治療で脂漏性皮膚炎が改善した人などほとんどいないのではないだろうか。何度もこのブログで伝えているが、医者が脂漏性皮膚炎と診断し処方するものは

  1. ニゾラールローション
  2. ステロイドクリーム

である。ニゾラールローションをシャンプーに混ぜて洗髪し、かゆい部分にステロイドを塗る。というロジック。

そもそもステロイドを使ったことがあるのか??俺の場合はステロイドを使うとものすごい副作用がある。それを伝えてもステロイドを処方するバカ医者もいたくらいだ。ステロイドがいかによくないものかは、ぜひ検索してもらって専門の記事などを参照していただきたい。

「ニゾラールローションをシャンプーに混ぜる」についてだが、脂漏性皮膚炎患者は基本的に巷で売られているシャンプーに入っている石油系界面活性剤が基本的にNGであることを知るべきである。そんなことも知らずにニゾラールローションを処方している。まず医者がアドバイスしなければならないことは「シャンプーを変えましょう」である。添加物の入っていないことが基本である!

以前の記事にも書いたが、俺が行った皮膚科では「今お使いのシャンプーにニゾラールを混ぜて使ってください」とのこと。もちろん何の改善も見られなかったことは言うまでもない。

他にも言いたいことが山ほどあるが、まぁ脂漏性皮膚炎においては医者は頼りにならない。

ネットの情報なんて信じられない

というのも、よく見る「脂漏性皮膚炎にオススメシャンプー」といった記事に、まったくオススメできないシャンプーばかりが並んでおり、よく読んでみると何を根拠におすすめしているかまったく明記されていなかったりしている。

  • 実際に使ってるのか?
  • 成分の特徴を知っているのか?
  • そもそも脂漏性皮膚炎の症状をちゃんとわかっているのか?

いろいろ疑問に感じてしまう。

脂漏性皮膚炎の治療法!

お待たせしました。2015年に脂漏性皮膚炎になってから、あれやこれやいろいろ実践し、専門書まで購入し、今ではまったく症状を抑えられた方法を共有する。この方法で、俺の友人も痒さがなくなり、赤くなっていた箇所もなくなって綺麗になった。

  1. (サプリなど)ビタミンBを毎日摂取する
  2. 正しいシャンプーを使う

以上である。

さらに付け加えるならば、ストレスを貯めこまないために運動をする。お酒の量を減らす。なども実践してみよう。

「え?それだけ?」とお思いかも知れないが、本当にこれだけである。よほどひどい状態でなければ1ヶ月もすれば症状は安定するはずである。早い人で数日で効果を感じると思う。

ちなみに俺が摂取したビタミンBは、市販されている「ショコラBB」を二錠づつのんでた。今は一錠ずつ。肌もきれいになって一石二鳥!

おでこに症状が出る人もシャンプーを変えることを検討するべき

おでこや耳の裏など、髪の生え際あたりに症状が出る人も、是非シャンプーを変えてみてもらいたい。というのが石油系界面活性剤の強すぎる洗浄力が原因で頭皮以外の部分がやられてしまっている可能性があるからだ。

正しいシャンプーを使うことで頭皮以外も実際に改善されたからだ。それは俺だけでなく、おれの友人たちにも改善は見られた。

シャンプーだけでなく化粧水まで変えると完璧だ。それはまた後日お知らせしたい。

シャンプーの見るべきポイントはここ

この「正しいシャンプー」を見極めることがポイントになる。見るべきポイントは

  • 抗炎症成分が配合されている
  • 抗真菌成分(抗菌成分)が配合されている
  • 石油系界面活性剤を使っていない
  • 油分を含まない保湿成分が配合されている
  • 余計な添加物がはいっていない

特に上の3つは必須である。
では順番に見ていこう。

抗炎症成分が配合されている

抗炎症とは、炎症を抑えることを意味する。脂漏性皮膚炎が発症すると、

  1. まず痒くなる。
  2. 痒い箇所をかきむしる
  3. 悪化する。

というスパイラルをおこす。

脂漏性皮膚炎の治療は、この炎症を起こしている箇所をかきむしらないところから始まる。だから、病院では痒みを抑えるための「ステロイド」を処方するという選択になるが、副作用リスクがあまりにも高いので、俺はこの方法を推奨しない。

薬用シャンプーにはこの炎症を抑えるための、抗炎症成分が配合されているものがある。

代表的な抗炎症作用のある成分としては、「グリチルリチン酸二カリウム」がある。「グリチルリチン酸2K」や「GK2」と表記されることもある。非常に多くの商材に入っているとってもありがたい成分である。シャンプー、化粧水、ボディーソープ、歯磨き粉などいままで見かけたことがある。

この成分が入っていると、頭皮の痒さを抑えることができ、脂漏性皮膚炎患者にはとてもありがたい成分となっている。

抗真菌成分(抗菌成分)が配合されている

脂漏性皮膚炎は原因菌となっているマラセチア菌が人より増殖してしまうことで、痒さの原因を引き起こす。このマラセチアを殺菌(抑制)することを目的としたものが抗真菌作用となる。

抗真菌作用をもつ成分はたくさんある。日本で使用を認められていて、実際に市販されている成分をいくつか挙げると

  • ピロクトンオラミン
  • ミコナゾール硝酸塩
  • サリチル酸
  • オクトピロックス

などがある。特に「どの成分が効果が高い」という違いは今までに感じたことはない。純粋に「いずれかが配合されていればよい」というレベル。

たまに脂漏性皮膚炎用のシャンプーとして抗炎症作用のみで抗真菌成分が配合されていないシャンプーを見かけるが、痒みを抑えるだけで原因菌を制御できていないので、ほぼ意味が無い商品と考えていい。

石油系界面活性剤を使っていない

我々のような脂漏性皮膚炎患者は、「敏感肌」のカテゴリに分類される。石油系界面活性剤は洗浄力・脱脂力が非常に強いために頭皮の油を取り過ぎてしまうため、頭皮が乾燥してしまい、それが痒みの原因につながり荒れやすくなってしまう。

頭皮の乾燥による痒みは、脂漏性皮膚炎の原因菌のマラセチア菌の増殖による炎症とは繋がらないが、「頭を掻くこと」を避けたいという理由で、なんとしても避けなければならない。

世間一般で使われる「アミノ酸系シャンプー」にはこの石油系界面活性剤ははいっていないので安心できる。ただ価格が高いのが難点だ。

油分を含まない保湿成分が配合されている

脂漏性皮膚炎の痒みの直接原因はマラセチア菌の増殖であるが、そもそも敏感肌でもある脂漏性皮膚炎患者は、頭皮を洗髪することで生じる「頭皮の乾燥」でも痒みを生じている可能性も考えられる。せっかく抗菌&抗炎症でマラセチアからの痒みから開放されても、乾燥していては痒さからは開放されない。

先ほどピックアップした石油系界面活性剤が頭皮の油をとりすぎることに相対し、保湿成分で頭皮を保湿することで、乾燥からの痒みを防ぐことを目的としている。

またここで重要な事が、「油分をふくまないこと」である。なぜなら、油分がマラセチアの餌となり増殖のきっかけになってしまうからだ。そこで必要になるのが水溶性の保湿成分となる。

この水溶性の保湿成分は、とてもたくさん種類があるのでここでは取り上げないことにする。ただ、保湿に関しては、シャンプーに配合されていなくとも、水溶性の保湿剤などは市販されているのでそちらで代用することもいいと思う。

余計な添加物がはいっていない

一概に「添加物=悪」とは言い切れないが、何が痒さの原因に繋がるかは人それぞれ異なるので避けておきたい。例えば、

  • 香料
  • メンソール
  • 着色料

などがそれにあたる。俺はなぜだかメンソールが痒くなる。洗ってる時にスーッとする心地よさを感じるだけに残念である。。

日常の生活で注意すること

ストレスをためない

先程も少し出たが、ストレスをためないことがとても重要になる。できるだけお酒を控え、規則正しい生活をし、溜まったストレスを発散するという目的でランニングなどをしてみよう。実際に、知り合いの奥さんがストレスのたまる仕事から転職しただけで脂漏性皮膚炎の症状がなくなったという逸話もある。

掻くのを我慢する

そして、無意識に痒い部分を掻いた入りしないように意識しよう。症状がマシになったとはいえ、ふとした瞬間に痒くなったりすることがあり、無意識に掻いてしまうことがあるが、「あかん!かいたらかん!」と念じて我慢してます。

正しいシャンプー以外を使用しない

出張や旅行などで、備え付けのシャンプーなどを利用しないように注意しよう。また散髪に行ったときのシャンプーも自分の相性のいいシャンプーを持参しよう。小さな詰め替え用容器など、100円均一などで売っているのでそれらを利用してマイシャンプーを持参するといいと思う。運が悪いと一発で逆戻りしてしまうので、注意したい。

まとめ

人それぞれ症状の重さや頭皮の質も異なるため断言はしきれないが、この方法でほぼ改善できると確信している。本当に症状がひどい場合はやむを得ずステロイドを使用せざるをえないかもしれないが、長い目線では避けていきたい。

さらに、脂漏性皮膚炎の多くの人が抜け毛に悩まされていると思うが、抜け毛も激減するので気持ちも明るくなると思う。

しかし自分でも驚くほどマニアックな事を語れるようになったことに驚きを隠せない。いろいろ反論もあるかもしれないが、皮膚科医の先生達にも是非読んでいただき、参考にしていただければと思う。

タイトルを治療法と書かせてもらったが、厳密には治るわけではないので対処法といったほうが正確かもしれない(汗)。1日でも早く、痒さに悩まされる毎日から開放されて明るい気持ちで毎日を送ってもらえることを期待してます!