ワイン風呂って知ってますか?
分からない人のために説明すると
お風呂にワインを入れた風呂のことです。
ボージョレヌーボーの時にやってる入浴施設もありますね。
銭湯でイベントをやることになった僕が
そのワイン風呂の代わりに編み出した超絶画期的な企画が水風呂にペットボトル一本分のミネラルウォーターを混ぜる、
その名も「水風呂」です。
なぜ、この企画が通ったのかを説明します。
そもそも僕がやってたイベントは
自分の出身地が書かれたリストバンドをつけて銭湯に入ったらコミュニケーションが生まれるのではないかという社会実験的イベントです。
結果的には
4人の知らない人と仲良くなって出てきて、脱衣所で喋ってた人たちもいれば、
特にコミュニケーションが取れないまま出てくる人もいました。
このイベントではコミュニケーションの種になるような全国の都道府県にちなんだ演出も幾つか仕掛けました。
例えば靴箱は各都道府県の名産品でパターンを作ったものでデコレーションしたりしました。
もしかしたら、銭湯に今も残っているかもしれません。
サウナにはこれを設置
体重計は
東京ドーム何個分という例えの全国版を考え、体重が福岡で例えると明太子一億粒分などと教えてくれる仕掛けに(割とちゃんと調べて計算した)
電気風呂には
発電所新聞という誰も興味を持っていない全国の発電所の情報をひたすらびっしり敷き詰めてそれを読みながら電気を感じる企画を用意。
するはずでしたがこの企画はさすがに通りませんでした。
この発電所新聞は通りませんでしたが、水風呂にペットボトル一本分のミネラウォーターを入れる『水風呂』という企画はなぜか通ったのです。
水風呂の企画を改めて説明すると
三時間に一回、どこかの県のミネラルウォーターをペットボトル一本分水風呂に投入して
『只今の時間、六甲のおいしい水風呂』という表示を貼り付けておくというものです。
なんで、こんな企画が通ったのか浅い分析を行ったところ
「ミネラルウォーターをペットボトル一本分入れたところで特に何も変わらないし、むしろちょっとだけミネラルが含まれている分温泉っぽくなるから」
これを番頭さんにプレゼンで強調したからだと思います。
あと、銭湯全体の模型を作って持って行ってとりあえず熱意を伝えたというのも大きいです。
で、この『水風呂』に対するイベントでの入浴客の反応は『無』でした。
なぜ『無』だったのかイベント終了後に浅い反省をして気付きました。
水風呂に入るおっさんの汗にミネラルが含まれているから。つまり、水風呂はそもそもおっさんのミネラルウォーターだったから
これしか考えられません。
【今日の俳句】
かぜをひきました
心配用コメント→大丈夫?おだいじに