富山市議会の政務活動費問題で、市田龍一議長(61)=自民=が虚偽の領収書を使って政活費を不正受給していたことが19日、議会関係者らの話で分かった。20日に辞職願を提出する。一連の問題で辞職するか辞意を表明した富山市議は9人目で、議会トップの退陣に発展した。
関係者らによると、市田氏は富山市のオフィス用品店に虚偽の領収書を作成させていた。同店の経営者は取材に「一連の不正が発覚した後に、市田氏に連絡したら口止めされたが、別の市議に話した」と証言した。
市田氏は今年3月議長に選出され、6月に議員報酬を月額60万円から70万円に引き上げる条例を可決、議会内外から批判が出ていた。