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30代からのブログLIFE

【MU-MIMO】iPhone7をフルに活かす11ac対応のWi-Fiルーター特集

趣味

無線LAN

 

2008年から毎年新モデルをリリースしているiPhone。

 

2年に一度は機種変更をしている方も多いと思いますが、そのiPhoneを繋ぐ自宅のWi-Fi(無線LAN)ルーターは何年前に買い替えましたか?

 

私が今使っているルーターを購入したのは3年前で、当時まだ出始めたばかりだった11ac対応で2万円ほどした機種です。

 

このIEEE802.11acというのは無線の規格を指す言葉で、現行では通信速度が一番速い規格です。iPhoneではiPhone6から対応しており、当時のキャッチコピーは「最大3倍速いWi-Fi」でした。

 

そしてそれから2年が経ち、最新機種のiPhone7のWi-Fiはどんな進化を遂げたかというと…、実は前モデルの6sから変わっていません。

 

じゃあ買い替える必要ねぇじゃねえか!という声が聞こえてきそうですが、ここで冒頭の質問に戻ります。もしあなたが3年以上前に購入したWi-Fiルータ―を利用しているのなら、そろそろ買い替えのタイミングかもしれません。

 

そう、その間に進化したのはiPhoneだけではないのです。

 

 

キーワードは「MIMO」と「ビームフォーミング」

今使っている無線LANルーターが11ac対応ではなかったとしても、iPhone6からiPhone7に機種変更した方は、自宅のWi-Fi環境で通信速度が速くなったと感じてはいませんか?

 

もし実際に速くなっていたとしたら、それは「MIMO (Multiple-Input and Multiple-Output)」と呼ばれる無線通信技術によるものです。簡単に説明すると1つの端末に複数のアンテナで送受信することが出来るというもので、11nまでしか対応していないルーターであっても、このMIMO(マイモ)には対応しているルーターは多いです。

 

11n:アンテナ1本あたり最大150Mbps/最大4本600Mbps

11ac:アンテナ1本あたり最大866Mbps/最大8本6.93Gbps

 

これがルーター側の理論値です。例えばパッケージに300Mbps対応!なんて書かれていたルーターであれば11nをアンテナ2本で飛ばせますよってことになります。ただし、現状の11acは1本あたり433Mbpsが主流ですのでその点には注意が必要です。

 

有線だって1Gbpsが主流なのにいつの間にか無線の方が理論値高くなっちゃいましたね。とはいえWi-Fiは壁などの障害物による反射や設置する高さなどによって実測値が変わってくるのもまた事実。

 

そこで登場するのが2つ目のキーワード「ビームフォーミング」です。

 

 

ビームフォーミング機能がWi-Fiをさらに快適にする

これまた3年くらい前から各メーカーが一般家庭用のモデルで搭載し始めたのがこのビームフォーミング機能です。

 

この機能は単語のイメージそのままで「使っている端末に狙いを定めてWi-Fiを飛ばしますよ」というものです。ざっくりですが。

 

11acでの最大アンテナ本数は8本ですが、現状では各メーカーが家庭用フラグシップモデルに搭載しているアンテナ数は4本です。なので1733Mbpsと表記された商品が最新の家庭用としての最高位機種ということになります。

 

そしてこのグレードや最新機種の多くは「MU-MIMO(Multi User MIMO)」というMIMOをさらに進化させた規格に対応しています。読んでそのまま複数の端末でもMIMOが使えるというようなイメージです。これまたざっくりですが。

 

つまりは「複数の端末を利用していてもそれぞれにビームフォーミングができちゃうよ」という優れものなのですが、残念ながらiPhone7はMU-MIMO非対応です。

 

とはいえ今後のiPhoneでは対応になる可能性もありますし、その他の機器でも対応機種が増える可能性は高いので、どうせ何年かに一度しか買い替えないんだから良い物を買う!という方にはこのMU-MIMO対応のフラグシップモデルをおすすめします。

 

 

 

【こだわり派におすすめ】MU-MIMO対応!アンテナ4本タイプの人気機種

ここでは各メーカーの家庭用フラグシップモデルをご紹介します。いずれもMU-MIMOおよびビームフォーミング機能搭載のアンテナ数4本の機種です。

 

NEC Aterm WG2600HP

個人的には買い替えの本命機種。アンテナの向き調整とか要らないからスッキリしたデザインがいい!という人にオススメ。

メーカーHP▶Aterm WG2600HP | 製品一覧 | AtermStation

 

BUFFALO WXR-2533DHP2

往年のバッファローファンにはたまらないであろうデザイン。丸みを帯びたことで近代的な雰囲気を醸し出しています。

メーカーHP▶ http://buffalo.jp/product/wireless-lan/ap/wxr-2533dhp2/

 

ASUSTek RT-AC87U 

専門誌で絶賛されるなどして注目を集めたASUS Tekのルーター。ハードウェア性能やゲームのデータ通信を優先させる設定ができるなどのマニアックな機能面が好みの方にはオススメ。このモデルについてはさらに上のグレードもあります。

メーカーHP▶RT-AC87U | 無線LAN | ASUS 日本

 

 

【ぴったり派におすすめ】最大1300Mbps!アンテナ3本タイプの人気機種

続いては機能面にもコスパにもこだわりたい人にオススメのハイエンドモデルをご紹介します。MU-MIMOこそ非対応ですが、ビームフォーミング機能搭載でもちろんMIMOには対応している機種です。

 

NEC Aterm WG1800HP2

個人的に一番オススメな機種はこれです。2台セットでも販売されているのでイーサネットコンバータとして使いたい人や1台を中継機として使いたい人にも打ってつけ。ちなみにauひかりの有料レンタルにこの機種のひとつ前のモデルが採用されています。

メーカーHP▶AtermWG1800HP2 | 製品一覧 | AtermStation

 

BUFFALO WXR-1900DHP2

いかにも電波が飛びそうなアンテナを搭載した機種です。この記事を書いている時点では少し価格が微妙ではあります。色が白なので好みは分かれますが評判は上々です。

メーカーHP▶無線LAN親機(Wi-Fiルーター) : WXR-1900DHP2 | BUFFALO バッファロー

 

 

【おためし派におすすめ】最大866Mbps!アンテナ2本タイプの人気機種

とりあえず11acの速度を試してみたいという人におすすめなエントリーモデルをご紹介します。いずれもMIMOには対応した機種です。

 

NEC Aterm PA-WG1200HS

メーカーは戸建てや4LDK対応なんてマークを付けてますが、家族みんなで使うにはスペック的に物足りないと思います。逆に一人暮らしで同時に端末を使わない人にはぴったりかもしれません。シンプルなデザインも好印象です。ビームフォーミング非搭載。

メーカーHP▶Aterm WG1200HS | 製品一覧 | AtermStation

 

 

BUFFALO WHR-1166DHP3

使用環境の目安としては上のWG1200HSに近い機種ですが、有線ルーターとしても使いたい方はこちらの機種は分配用のLAN端子が100Mbps(100BASE-TX)までしか対応していないのでご注意ください。ビームフォーミング搭載機種。

メーカーHP▶無線LAN親機(Wi-Fiルーター) : WHR-1166DHP3シリーズ | BUFFALO バッファロー

 

 

 

以上、iPhone7をフルに活かす11ac対応のWi-Fiルーター特集でした。

 

この記事でご紹介しているのは数あるルーターの中の一部の機種ですが、メジャーなメーカーで価格や性能面で絞っていくとこのラインナップに行き着く方も多いと思います。

 

もう少し価格が抑えめのメーカーなどもあるのですが、ルーターは基本的に1年中通電しっぱなしのアイテムですので、信頼性の高いメーカーの物を選ぶことをおすすめします。

 

NECとバッファローでは迷うところではありますが、今回まとめてみて思ったのは「現行機種ではNECがいいかな」というのが個人的な感想です。

 

どれも甲乙つけがたい無線LANルーター、選ぶのは大変ですが楽しくもありますね。ぜひご自身にぴったりのWi-Fi環境を手に入れてください。

 

 

おしまい。

 

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