2016/09/19 12:00 基地問題
辺野古の埋め立て承認取り消しをめぐり県側が敗訴した違法確認訴訟について県側の弁護士が18日講演し、判決は裁判所の権限を逸脱した不当なものだと批判しました。
「まさに辺野古唯一判決です」(県側代理人・加藤裕弁護士)
恩納村で開かれた講演会で、違法確認訴訟の県側代理人をつとめている加藤弁護士は、県側敗訴を言い渡した福岡高裁那覇支部の判決は地方自治の制度を軽視しているほか、辺野古移設が出来なければ普天間基地が固定化すると断定するなど、国の主張を一方的に取り入れた政治的なものだと強く批判しました。
「辺野古に移設すべきかどうか、必要性があるかないかということについて、最終的には民意が決めることです。裁判官がこんな判決をしたこと自体は権限を逸脱していると言わざるを得ない」(加藤裕弁護士)
また、今後の最高裁での審理に向け、県民が翁長知事と県を支え一体となって闘うことで勝機が見えてくると指摘しました。