生理を早く終わらせる方法があった!注意すべき生活習慣と月経血コントロールについて
生理が来るのは仕方がないですが、生理痛などの不快感があるので、できることなら早々と生理期間が過ぎ去ってほしいものです。実は現代の女性は生理期間が長いそうです。昔の女性から学べる生理を短期間でスッキリ終わらせる方法があります。今回は生理を早く終わらせるための生活習慣や、月経血コントロールという方法についてご紹介します。
現代人は生理期間が長い
昔の女性と比べると、現代人は生理期間が長くなっているそうです。どうして昔の女性は生理期間が短いのか、現代との違いを考えてましょう。
平均的な生理期間
女性の身体は、常に妊娠のための準備を整えていますが、妊娠が成立しないと一定の周期でリセットされます。それが生理と言われるもので、妊娠に備えていた子宮内膜が入れ替わりのために剥がれ落ちて出血するのです。基本的に生理の期間は、3日~7日程度が平均的な長さと言われています。多くの女性は2日目、3日目に多量の血液が流れ出し、その後は少量の出血が続きます。
昔の女性との違い① トイレの変化
まず考えられるのが、トイレの形態の変化です。昔は和式トイレでしたが、現代は洋式トイレが主流になっています。一般家庭ではほとんどが洋式トイレではないでしょうか?小さいお子さんなどは、和式トイレでは用を足せないということもあるほどです。
トイレの形態が何故生理期間に影響するのかというと、和式トイレはしゃがみ込む姿勢になるので、自然と膣に力が入り、その際に経血が流れ出やすくなるそうです。しかし今の腰かける姿勢の洋式トイレの場合は、トイレの際に経血が流れ出るということが少なくなっているそうです。
昔の女性との違い② 食生活の違い
昔と比べて、現代の食生活は糖質や脂質などが多くなりました。こうした糖質は脂質を多く含む食事は、経血に粘りが出て、スッキリと排出しにくいのだそうです。するとなかなか流れ出ないので、いつまでもダラダラと生理期間が続いてしまうことにつながっているとのことです。
昔の女性との違い③ 使い捨てナプキンの充実
今は衛生面でも機能面でも充実した使い捨ての生理用ナプキンがたくさんあります。使い捨てナプキンはとても便利ですが、これも現代の女性の生理期間が延ばしている原因だそうです。
昔はこういった生理用ナプキンがありませんでしたので、普段は膣を締めて経血を溜め込み、トイレでは膣を緩めてまとめて流すということが、誰でも出来たそうです。これを「月経血コントロール」と呼んでいます。この「月経血コントロール」については後ほど、詳しくご紹介します。
生理期間が短いことの3つのメリット
かぶれをふせぐ
生理期間が長いと、デリケートゾーンがかぶれやムレによって、かゆくなる原因になります。生理を早く終わらせることができれば、このような不快感も防ぐことができます。
生理用品代の節約
生理用品はそれほど高価なわけではありませんが、毎月となるとできるだけ節約したいですよね。生理期間が短くなれば、ナプキンだって少なくて済むわけですから、節約になります。その分、今まで使ったことのないような高機能なタイプのナプキンに変えてみるのも、少し生理中の気分があがるかもしれないですね!
憂うつな気分からの解放
生理中は、生理痛などももちろん辛いのですが、終わるまでのわずらわしさや憂うつな気分になって、やる気が半減してしまうこともありますよね。そんなネガティブな気分から解放されるには、生理をなるべく早く終わらせましょう!
生理を早く終わらせる生活習慣
生理前に控える食べもの
糖分や塩分、脂質の多いものは経血がドロッとしやすくなり、流れ出しにくくなります。なので、糖質・塩分・脂質の多いものは控えましょう。
例えば、インスタント食品やフライドポテト、菓子パンなどです。どれも手軽に食べられるので軽めのお昼ご飯などに食べる機会が多いですね。特にインスタント食品やコンビニ弁当、冷凍食品などに含まれるトランス脂肪酸は、善玉コレステロールを減らして血液に粘りを出してしまうので、生理を早く終わらせるためには、極力控えるようにしましょう。
生理中に摂りたい食べ物
海苔、わかめ、黒ゴマ、ひじき、レーズン、プルーン、黒豆などの黒い食材が良いと言われています。これら「黒」の食べ物は、子宮や卵巣の機能を助ける働きがあると言われています。子宮や卵巣を活性化させることにより、血のめぐりが良くなって、経血がスムーズに排出されやすくため、生理を早く終わらせることにつながります。
椅子に座る姿勢に注意
椅子に座るとき、お尻に力を入れずにベタッと座ってしまうと、子宮が圧迫されたり、膣の締まりが悪くなるそうです。椅子に座るときは、お尻の一番出っ張っている骨を椅子につけて、骨盤を立てるように座ります。すると子宮が本来の位置にきちんとおさまり、膣も引き締まった状態になるそうです。これにより、経血をきちんと流せるようになるので、生理を早く終わらせることにもなるといいます。
みぞおちから歩くようイメージする
私たちは歩くときに、足の筋肉だけでなく、みぞおちあたりの筋肉も使っているそうです。しかし、このみぞおちの筋肉とうまく使えないと猫背になるため、結果的に子宮を圧迫してしまうとのことです。そこで、歩くときはみぞおちから足が生えてるようイメージすると、自然と背筋が伸び、子宮も押しつぶされることがなくなるため、生理にもいい影響をもたらすそうです。
生理用品を変える
思い切って生理用品を変えてみるという方法もあります。
ナプキンは流れ出る経血を受け止めるだけのものですが、タンポンは膣内に溜まっている経血を直接吸収させるものです。そのため膣内に留まってなかなか出てこない経血が出てくるのを待つ必要がないので、生理を早く終わらせる効果が期待できるようです。
また、最近は布ナプキンが注目されつつあります。実は使い捨てナプキンは、子宮や膣を冷やす作用があり、子宮や膣の働きを鈍らせてしまいます。布ナプキンを使ってみるとじんわり温かいと感じる人が多いようです。温めると経血がスムーズに排出されるようになるので、生理痛も軽減し、生理を早く終わらせることができるとのことです。
意識して血液を流しだすようにする
しゃがんで用をたす和式トイレは、経血をスムーズに排出できる姿勢でした。洋式トイレが主流になって、腰かけて用をたすので、工夫しないと経血を出し切ることが難しくなりました。
洋式トイレの場合は、前かがみになって便座に座るという方法があります。便器に対して膣が垂直になるように前にかがんで座り、下腹部を凹ませるように息を吐くようにすると、膣内に溜まっていた経血が排出されます。
月経血コントロールについて
月経血コントロールとは
まず生理を早く終わらせる方法として、「月経血コントロール」をご紹介します。
月経血コントロールとは、経血をなるべくトイレで排出する方法で、ナプキンがまだ普及していない頃の、着物で過ごしていた女性が実践していたそうです。膣を締めたりゆるめたりすることで、経血もトイレで排泄するのと同じように意識するイメージです。
実はこの方法は、便利になりすぎた現代の生活によって、眠ってしまっている身体の働きをよみがえらせ、生理の不快感を軽減すると言われています。また生理を早く終わらせることができるだけでなく、生理周期の乱れも自分に合ったもの整ったりするメリットもあるそうです。
月経血コントロールのポイント
月経血コントロールは、子宮をふんわりと柔らかく、膣口は締めるという体の使い方をします。子宮が柔らかくなることで、生理痛の軽減につながり、膣を鍛えて経血を意識して出し切ることで、生理を早く終わらせることになるそうです。
しかし、現代女性の子宮は緊張していて、膣はだらんと緩んでいます。例えば椅子に座るときに、両足を閉じて座っていられますか?座っていられないのは、膣がゆるんでいる証拠だそうです。つまり、理想とはまったく真逆の体の使い方になってしまっているのです。これが子宮本来の働きを衰えさせてしまっていると言われています。
では子宮の働きを取り戻すためのエクササイズをご紹介します。
エクササイズ ①おっぱいマッサージ
胸は生理とも深くかかわっており、生理不順の人はハリがなくなりますし、生理痛がひどい人はガチガチに固くなっているそうです。マッサージをすることで子宮の働きが整い、ホルモンが分泌されて子宮が柔らかくなると言われています。
《手順》
①足を肩幅に開いて立つ 又は 横になります
②右手で左の胸に手を添え、胸の下から鎖骨あたりまで大きく胸をさすります
③反対側も同様に優しくマッサージします。
《ポイント》
目やすは、左右1分以上ずつ
赤ちゃんと優しくなでるようにマッサージしましょう
エクササイズ ②子宮のマッサージ
お腹の子宮があるあたりを触ってみて、ひんやりしていたり硬い感じがある場合は、子宮が硬くなって血流が悪くなっているそうです。子宮を優しくなでてほぐしてあげましょう。
《手順》
①足を肩幅に開いて立つ 又は 横になります
②子宮のあるあたり(恥骨のすぐ上)に手を添え、やさしくなでます
③温かみが出て、やわらかくなるまでマッサージしましょう
《ポイント》
目安は2分以上です。やはり赤ちゃんとなでるように優しくマッサージしましょう。
エクササイズ ③骨盤体操
骨盤を柔らかくして、骨盤に包まれている子宮を柔軟にします。
《仰向けでの手順》
①膝をたてて、仰向けになります
②お尻を床につけたまま、左右に8回ほどゆらゆらと揺らします
③動きを止めて、じわーっと血流が良くなっているのを感じます
④これを10回ほど繰り返します
《座ったままでの手順》
①坐骨に体重を乗せるようイメージして、背筋を伸ばして座ります
②坐骨をイスの上で、左右にスライドさせるように、腰をゆらします
③気持ちよくなるまでゆらして→休んで→またゆらす、を何度か繰り返します
エクササイズ ④呼吸による膣の引き締め
子宮が柔らかくなるエクササイズをしたら、膣を引き締める練習をしましょう。これは立っているときでも座っているときでもかまいません。毎日気づいた時に実践してみてください。
《手順》
①口から軽く息を吐きます。
②鼻から息をゆっくり吸いながら、膣を上に引き上げるイメージで引き締めるようにします。
③息を吸いきったら、口から息を吐きながら膣をゆるめます
④これを5回以上繰り返します
《ポイント》
最初は膣を締める感覚が分かりにくいですが、肛門を締めると膣も一緒に引き締められます。膣を締めるときに、お腹に力が入って硬くならないように触って確認しましょう。
月経血コントロールの実践
①膣を引き締めて膣内に経血を溜め込みます。
身体に力を入れ過ぎないように、肛門をキュッと締めるようイメージするとやりやすいそうです。
②タイミングを見てトイレで排出する
最初はどのくらいの間隔でトイレに行けばいいのか分からないので、1時間おきを目安にしましょう。
あくまでも目安なので、そんなにトイレに行けなくても、トイレに行くたびに「ためる」「出す」の練習をしましょう。
③お腹に圧をかけて排出する感覚をつかむ
思い切り力むのではなく、尿の排泄のように少しリラックスする感覚で、膣をゆるめてあげましょう
こうして自然に流れ出る経血をナプキンで受け止めるだけでなく、意識したときに排出する感覚を身につけて行きます。徐々に身体が覚えていきますので、膣内に血液が溜まることなく、生理を早く終わらせることが出来るようになるそうです。
生理中の生活で気を付ける5つのコツ
①歩くときの歩幅は小さく、おしとやかに歩きましょう
大股では膣を締めることができません
②身体を必要以上にねじらない
足を組んだり、横座りなども身体をねじっています。子宮や膣までねじれるので、ぞうきんを絞るように経血が漏れやすくなります。
③あぐらはかかない
膣が開かないようにするには正座が一番です。椅子に座るときは足を揃えましょう。
④お腹はリラックスさせる
お腹に力を入れると、子宮まで緊張した状態になってしまいます。
⑤背筋を伸ばす
猫背は子宮を圧迫し、膣が締めにくい体勢になります。
着物を着ていた時代には当たり前だったことばかりですね。いわゆる上品は立ち居振る舞いが月経血コントロールに非常に役立っていたそうです。マスターすれば、月経血コントロールだけでなく、女子力も高まるかもしれません。
ビデによる膣内洗浄について
ダラダラと生理が終わらないというのは、子宮からの出血は終わっていても、血液が膣の中に残っているためだそうです。このような場合はビデを使って膣内の血液をきれいに洗い流してしまうことで、生理をスッキリと早く終わらせることが出来るといいます。
膣内洗浄の方法
ビデというと、洗浄機能付き便座などの機能にあるものは、外陰部を洗い流すものなので効果はありません。おすすめなのは、身体に直接入れられる「使い切りビデ」が衛生面でも優れています。
小さなノズルつきのボトルに精製水が入っていて、ノズル部分を膣内に挿入し、ボトルを握ればノズルの先からシャワーのように膣内を洗い流してくれるものです。最初は抵抗があるかもしれませんが、思いのほか簡単に使えます。
注意点
膣内洗浄をするうえでの注意点は、「洗いすぎない」ということです。
膣内洗浄を行うのは1度の生理に2~3回程度が良いと言われています。洗い過ぎは膣内の自然な殺菌作用が一時的になくなり、思わぬトラブルにつながることもあるそうです。
まとめ
生理を早く終わらせたいという方に役立つ情報としてまとめてみました。
こうしてみると、私たちは自分の身体を上手に使えてないことがわかります。生活習慣や日常の動作で気を付けることで、身体の眠っている機能を目覚めさせ、さらに月経血コントロールという方法で、生理を早く終わらせて、しかも生理周期を整えられるそうです。
また、ダラダラと長引く生理にはビデを使った洗浄で、洗い流してしまう方法もあるとのことでした。月経血コントロールと組み合わせることで、子宮で起こった出血を速やかに排出できて生理を早く終わらせることができそうです。
女性としての身体の機能を健やかに保つために意識して生活しましょう。そして生理と上手に付き合っていけるように努力も必要なようですね。
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