By: Kim MyoungSung – CC BY 2.0
個人的なプロジェクトと言ってもいいわけですが、できる・できないはともかくとして、やりたいことを実際どう手がけていくかなど、検討したいと思うことはあります。
実際この種のことは、やるかどうかすら決まってないわけですから、検討など何を使ってもいいわけですが、ただ私はちょっとけちくさいところがあって1度検討したことを2度検討したくない、と思うのです。
そういう検討ツールなら決まっている。WorkFlowyだ、と言う人はいいでしょう。
しかし私は、そういうツールとしてWorkFlowyを使うのは、結果から言えばしっくりきませんでした。「やるかやらないか不明なこと」など、たいして重要だと思ってないので、しっくりこないくらい気にしなくてもいいのですが。
が、少なくともWorkFlowyよりはしっくりくるツールが見つかったので、そちらを紹介します。Wunderlistです。
Wunderlistは進化していた!だけでなく
以前にもWunderlistは使ったことがありました。その時の印象は、高機能だが、それ以上のモノとは思えない、というところでした。
ですが、最近大橋さんに勧められて使ってみたら、印象が変わりました。高機能で、軽快で、あらゆることがまんべんなくできて、しかも見やすくなっていたのです。
» Wunderlistを100日以上使ってみた感想と現時点の使い方
これはもちろん、タスク管理ツールです。そういうものとして使う上で、何も言うことはありません。本来私のように、アイディア検討ツールに使うものではありません。
が、アイディア検討ツールというのは、私は以前から、タスク管理ツールのようであるか、タスク管理ツールそのものであってもいいはずだと思っていました。
アイディアをタスクに混ぜない
まず私の基本的な姿勢として、やるかやらないか定かでないことを、タスク管理ツールに混ぜるべきではないのです。
タスク管理ツールには、やることが明らかであることのみ、入れるべきです。それですら、ちゃんとできるかどうか、わからないのですから。
ですから、思いつきのアイディアや、やれたらいいと思うだけのことは、別ツールで管理したい。私はそれをEvernoteでやったり、WorkFlowyでやったり、ちょっと居場所を定められなかったのですが、最近はWunderlistにしているというわけです。
こうすれば少なくとも、日々のメインのリスト、私の場合にはたすくまに「やるかやらないか不明なこと」を混ぜる気遣いはなくなります。
いつでも検討できて、検討したということが分かるようにしたい
たとえばやろうかどうしようかと思っていることが、ブログをMediumに引っ越すこと、だとしましょう。
こういうことをひとたび考え出すと、この種のことが好きなら、いろんなことが頭に浮かびます。
Mediumを使うメリットとデメリットや、賞賛しているブログエントリや、やり出すとかかってしまうであろう時間のことや、その時間でできる別のことや、そもそもどのくらい「ただやりたいだけなのか」といったことや、何かビジネスに役立つかどうなのかといったことです。
関連情報をも取り込んでおきたいという意味では、Evernoteを使いたいところなのです。しかし、手元ですぐに考えたことを確認したいと思ったら、EvernoteのiPhoneアプリはちょっと重たい。この点、WunderlistはiPhoneアプリも非常に軽快です。
また、不思議とこういうことを考えたくなるのは、昼食前だったりして、そんなときにはクラウドに「考え」を集めておくのが一番です。Wunderlistはクラウド対応で、同期も大変高速です。
なにより私が大事だと思っているのが、「考えた」という意味でもタスクにチェックできて、「やってみた」という意味でもタスクにチェックできるところです。このへんが、大橋さんならそんなあいまいなことをせず、タスクをドラッグしてきちんと「分ける」でしょう。でも私は、こういうところであまりエネルギーを使いたくないので、何でもチェックして済ませてしまいたくなるわけです。
1つ、こういうことが言えます。私も40をハッキリ過ぎてから性格が変化してきているのですが、Wunderlistで検討した結果、いろいろプロジェクトを管理しているつもりになって、Mediumをやってみたことになってしまって、結局やらずに済むなら、それが一番いいともいえます。
やることが、ほんのわずかでも増えるのは、それ自体決して望ましいことではない。これは価値観の問題ですから、これ以上は控えますが、たとえすでにあるブログエントリからインポートするだけであっても、数秒~1分はかかるでしょう。そこまで忙しいというわけではありませんが、なんでもやってみるのはいいことだとは、すでに思えない年齢なのです。
つまり、アイディアの検討には、自分なりに十分検討し尽くした、と感じられるツールが大事だということです。WorkFlowyは私にとってそうではない。しかしWunderlistはその機能を果たします。たぶん「検討」に「実行」をいくらか含むからでしょう。
つまりある種の「検討プロジェクト」を私はWunderlistでもって、あたかも「実行中のプロジェクト」であるかのように扱うことがあります。いくつかの項目はリピートタスクにし、いくつかの項目は予定にしてしまい、検討のための関連資料も貼り付けておく。
そこまでやればもうりっぱな「プロジェクト」であり、たすくまで「プロジェクトA実行」というタスクを繰り返すべきものです。実際それに近い様相を呈するようになる。
が、結局「取りやめ」にする。あるいは新しいプロジェクトが始まるかもしれません。この流れの中で取り扱うものは、私にしてみれば、アウトラインでではなく、タスク管理ツールを使うべきといえるのです。
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最近、たすくまとTaskChute Cloudを駆使して、とにかく順番どおりにやり、やれないんだったら順番を細大漏らさず変更する、という部分に固執してみています。
大橋さんがこだわっている「節内ソート順」に沿って行動するという方式に、自分もまたこだわっていこうというわけです。
曰く言いがたい、非常に名状しがたい効果を実感しているところです。これまで本でも触れてきているのですが、書き込み切れてません。
これについて、今後、実践しつつ体得していったところを、いろいろとお伝えしていきたいと思っています。
10月8日(土) 重要な仕事を先送りすることなく少しずつ確実に進める方法
『なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?』(佐々木正悟・著)の内容をベースに、タスクシュート時間術、すなわち仕事を予定どおりに終わらせるための時間管理の考え方とツールを駆使した具体的な方法をお伝えします。
今回のテーマは、
-重要な仕事を先送りすることなく少しずつ確実に進める方法
です。
仕事を予定通り終わらせるうえで欠かせないことが1つあります。
それは、仕事に予定通り取りかかることです。
当たり前ですね。
でも、その当たり前の実践がなかなかできない。しかも、最優先すべき重要な仕事ほど、あれこれ言い訳をつけて「明日やる」「来週やる」「あとでやる」と先送りを繰り返してしまう。
最終的には締め切り間際になって、不本意ながらも「火事場の馬鹿力」と「やっつけ仕事」でどうにかこうにかやりおおせる。
このような“仕事術”はもうこれっきりにしたい、という方におすすめなのが今回のテーマである「重要な仕事を先送りすることなく少しずつ確実に進める方法」です。
まず、そもそもなぜ最優先すべき重要な仕事ほど先送りしてしまうのか、その理由を心理学的に分析したうえで、この先送りをブロックする方法をお伝えします。
その上で、「少しずつ確実に進める」ための考え方と具体的なやり方、さらには習慣として定着させる方法をご紹介します。
「火事場の馬鹿力」や「やっつけ仕事」からはもう卒業したい、とお考えの方はぜひご参加ください。
好評いただいている個別相談の時間もご用意していますので、知識としては理解できているとは思うものの、なかなか実践に結びつけられず苦戦している、という方は、ぜひこの機会にブースターとしてご活用ください。
本日時点で、残り6席ですので、ご検討中の方はお早めに。
» 仕事を予定どおりに終わらせたい人のための「タスクカフェ」@渋谷
タスクシュートを効果的に活用したい、とお考えの方へ
TaskChuteやたすくまを使ってみたけれど、うまく生活や仕事に組み込むことができない、という方はもちろん、TaskChuteやたすくまをすでに使い続けている方で、今以上に効果的に活用したい、という方のためにもお役立ていただける、体系的かつ網羅的な解説動画をご用意しました。
その名も「タスクシュート中級講座(セミナー動画)」です。
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