鯱市
名古屋市中区大須は赤門通。以前から少し気になっていたお店があったので行ってみた。
カフェとかバーのような洒落た雰囲気の佇まい。
しかしここはうどん屋である。うどんはうどんでも、味噌煮込みうどん…ではなく、カレー煮込みうどん。
たまに『カレー煮込みうどん』なるものは見かけるのだが、しかし食べたことがない!これは由々しき事態だ!美味しそうなのに!
そんなわけで、カレー煮込みうどんを食べてきた。
鯱市のメニュー
こちらが鯱市のメニュー表。
カレー煮込みうどん以外にはおつまみとデザートが数品。カレー煮込みうどんの辛さはスパイスを足すことで調整できるようだ。
お酒の種類はビールにハイボール、日本酒、焼酎。やはりメインメニューのカレー煮込みうどんを中心に組み立てていけば良いようだ。
他にもドリンクがついた500円セット。
- Aセット…からあげ+ポテトサラダ+ドリンク
- Bセット…板わさ+揚げナス+ドリンク
- Cセット…枝豆+冷やっこ+ドリンク
カレー煮込みうどんと500円セットで良い感じの組み合わせになるではないか!
そんなわけで、
Aセット。からあげ+ポテサラの定番おつまみだ!
大須で飲んでます
— 団子 (@S_dango) 2016年9月18日
そしてまさかのソーセージ被り pic.twitter.com/UNROuPnJpz
他にもソーセージにアンチョビキャベツ。ビールと一緒に飲みたいものばかりを注文したぜ!
この中でのお気に入りはアンチョビキャベツ。アンチョビの塩加減がちょうど良く、芳ばしくてビールが進むのなんの!
つまみを楽しんだその後に、メインディッシュの登場だ!
カレー煮込みうどん
これがカレー煮込みうどんだ!
見た目は味噌煮込みうどんとそっくり。写真だけ見たら味噌煮込みうどんにしか見えない。しかし当然匂いはカレーで、スパイシーな香りが食欲を掻き立てる…!ちなみに季節限定の舞茸の天ぷら入りで、辛さはノーマルで注文した。
麺を箸で持ち上げてみてすぐに分かったのだが、味噌煮込みうどんで使われているものをこのカレー煮込みうどんにも使っているようだ。そのため固め。
余談だが、味噌煮込みうどんに使われる麺には塩が使われていない。小麦粉と真水で麺を作るのが他のうどんとの大きな違いだ。塩が入っていないうどんは似ても柔らかくならないそうだ。また麺は茹でず、生麺のまま味噌で煮込む。それ故に麺に味が染み込んでも芯は硬いままなので独特の食感となり、また麺の小麦粉がスープに溶け出しとろみが出るのだ。普通のうどんで作ると煮崩れしてしまう。
さて、余談はこれまでにして…。
味はというと、これはウマイ!!
コクのあるカレーに和風な魚介出汁が加わり複雑な味わい。辛さは調整していないが、辛い物好きには刺激が足りないくらいで、辛いものが苦手な人にはかなりスパイシーに感じられるかもしれない。ただ卵を溶いてあげることでまろやかになる。これまた余談だが、東日本の方だとカレーに卵は邪道って扱いだよね。美味しいのに!
麺はカレースープが染み込みながらも芯がしっかり残っていて、味噌煮込みうどんの麺のように噛み応えがある。「うどんはのどごし」とはよく言うが、このうどんは啜るよりも噛んで食べるものなのだ。
土鍋でグツグツ煮こまれているのでアツアツだが、この熱さこそが味噌煮込み…いや、カレー煮込みうどんか。これから寒くなっていくごとにこのアツアツがありがたくなっていく。
こちらは舞茸の天ぷら。衣にカレースープが染み込んで見た目が分かりづらくなってしまっているが、香り高い舞茸にカレースープが絡んでうまいのなんの。この大ぶりの舞茸の天ぷらが3つ入っていった。こいつがまたビールと合う…!
初めて食べたカレー煮込みうどんは納得の美味しさだった。
もっと寒くなってから改めて食べたい…!!
店舗情報
食事後に調べてみたら、味噌煮込みうどん専門店『山本屋本店』の姉妹店だということが発覚。新しい名古屋メシに名乗りを上げられるか!
鯱市 大須店
名古屋市中区大須3丁目30-4
TEL/052-262-2531
営業時間/11:00〜20:00
ランチ(平日限定)/11:00~15:00
鯱市 錦通伏見店
名古屋市中区錦2丁目16-21
TEL/052-223-2531
営業時間/11:00〜15:00、18:00〜23:00
ランチ(平日限定)/11:00〜15:00