日本のカメラ・レンズメーカーのSIGMAがついに「85mm F1.4 Art」を発表しました!日本のシグマはまだ発表してないようですが、SIGMA TAIWANの総代理店がfacebookで発表していたので確実です!
https://www.facebook.com/twsigma/
SIGMA TAIWANによる発表
シグマ台湾の総代理店・恆伸照相器材有限公司が発表したのは
SIGMA 12-24mm F4 DG HSM ART
SIGMA 85mm F1.4 DG HSM ART
SIGMA 500mm F4 DG OS HSM SPORTS
の3つのレンズ。一番待ち焦がれられていたのはやはりSIGMA 85mm F1.4 DG HSM ARTではないでしょうか。SIGMA 85mm F1.4 DG HSM ARTは上の写真の右上のレンズだと思いますが、かなり太くなりそうです。Artシリーズは35mmも50mmも純正より格段に重く、ゴツかったので85mmも性能重視で行くようです。
ポートレートにはやはり85mm
SIGMAのアートラインは 50mm F1.4 を持っていて、その性能に大満足しています。ざっと撮った写真の記事を挙げてみます。
焦点距離 50mm というのは「標準レンズ」と言われるだけあって、ポートレートからスナップ・風景までなんでもこなせる万能レンズです。
SIGMA 単焦点標準レンズ Art 50mm F1.4 DG HSM キヤノン用 フルサイズ対応 311544
- 出版社/メーカー: シグマ
- 発売日: 2014/04/25
- メディア: エレクトロニクス
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しかし、背景のボケかた、モデルとの距離のとり方等を考えるとポートレートには85mmのほうが便利です。また、スナップにおいても、被写体を際立たせ、浮かび上がらせるという点で中望遠の80mmくらいのレンズは最適。私は昔は広角至上主義で、15mm~28mmの焦点距離を好んで使っていましたが、最近は標準の50mm、中望遠の80から90mm付近も良いなと思うようになりました。
うろおぼえですが、超有名な写真家・アンリ・カルティエ=ブレッソンは年を経るごとにだんだん中望遠域のレンズを使うようになったそうです。加齢とともにだんだん好みの焦点距離も変わっていくのかもしれません。
SIGMA 85mm F1.4 ART 気になるお値段は?
気になる値段の方ですが、まだ発表されていません。CANONの85mm F1.2 Lが定価25万円で10万円台後半なので、SIGMA 85mm F1.4 Artは定価15万くらいで実売12,3万くらいになればと思います。
Canon 単焦点レンズ EF85mm F1.2L II USM フルサイズ対応
- 出版社/メーカー: キヤノン
- 発売日: 2006/03/31
- メディア: Camera
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前述のSIGMA 単焦点標準レンズ Art 50mm F1.4 DG HSM キヤノン用 フルサイズ対応 311544が10万円を割っているので85mmもう少し下がるかもしれません。
ライバルとなりそうなタムロンの85mm F1.8は今8万円台。タムロンはF1.8と明るさでは劣るものの簡易防塵防滴&手ぶれ補正付きというアドバンテージがあります。
TAMRON 単焦点レンズ SP85mm F1.8 Di VC キヤノン用 フルサイズ対応 F016E
- 出版社/メーカー: タムロン
- 発売日: 2016/03/24
- メディア: 付属品
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SIGMAのアートラインは手ぶれ補正なんて付いてないのはもちろん防塵防滴でもありません。すこし雨が降ると壊れてしまうほどデリケートです。ただ描写はCANONやNIKON純正に勝るとも劣らず、カールツァイスの50万円ほどするレンズにも総合的には迫る実力があります。あとF1.4というのはやはり写真好きのロマンを掻き立てますね。普通F1.4だと少し絞らないと厳しいですが、SIGMAのアートレンズは開放から十分使える実力。85mm F1.4 Artの描写も妥協のないものになるだろうし、実写サンプルが楽しみです。
SIGMA好きの台湾人
それにしても、日本のSIGMAからではなく、台湾SIGMAから先にニュースを知ることになるとは思いませんでした。台湾において、CANONやNIKONなどは台湾人が日本好きで親日なのを良いことにボッタクリ価格で売られていて、普通の台湾人にはなかなか手が届きません。その点、SIGMAは日本で買うのとそう変わらない値段なので台湾人も買いやすいというのもあるのでしょう。台湾の代理店で買えば、2年保証がつくというのも良心的です。
ただ台湾人でもSIGMA QUATTROを持っている強者はまだ見たことがないです。シグマ SD QUATTROは日本に帰国したときにちょっと見ましたが、かなりの変態カメラでした。
- 出版社/メーカー: シグマ
- 発売日: 2016/07/07
- メディア: エレクトロニクス
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デザインも操作性もかなりクセがあり、使いこなすのはなかなか難しそうです。ただシグマ・アートレンズをFoveonセンサーで使うとどんな美麗な画像になるのか、想像するだけで打ち震えます。今は50mm Artしか買う余裕はないですが、ちまちまとお金をためて、いつの日かArtシリーズを制覇したいと思います。