ひょんなことから、知人を外注ライターとして雇ったのですが、専業主婦歴10年でしかもブラインドタッチができないというスペックです。
とっても性格はいい人なんですが。。。
専業主婦を10年もやっていると正直、世間ずれは否めません。
ミーティングの時は、普通に遅刻してくるし、仕事と関係ない世間話を始めるし、自分の都合で急に休むことを当然のように言ってきます。
専業主婦を批判する気は全くないのですが、これが現実です。
子育てや家事の合間の時間を使ってうまく作業してる主婦アフィリエイターさんは心から尊敬していますので、ご容赦ください。
そもそも主婦アフィリエイターという言い方に違和感を覚えているのですが、アフィリをやっている主婦は当てはまりません。
念のため。
おまけにライターとして雇ったのにブランインドタッチができません。
この時点で多くの方は雇わないと思うのですが、1記事いくらという単価でお願いすることにしたので効率を考えると空いている時間にブランドタッチを練習するだろうとたかをくくっていました。
ブラインドタッチが学べる無料のソフトも紹介しました。
最低ノルマは月10記事
ブラインドタッチができないので最初の1か月は10記事を最低ノルマにしました。
さらに最低週1記事はアップすることを条件を作りました。
なぜ週1記事縛りを作ったかというと10年間仕事をして来なかった人は、計画的に仕事をやるということができないと思ったからです。
まるで夏休みの宿題を最後の1日でやる子供のようなものです。
月10記事というノルマを達成するために、月の最後に集中的にやるだろうと容易に想像ができました。
それを最初から避けるために週1記事という条件もつけました。
給料をあげても意味がない
また、うちで働きたいという理由も子供が小学校にあがり、少しでも家計を助けたいという意味もあるのですが、一番の理由は世間的に子供が小学校にあがったら働かないと肩身が狭いという程度のものです。
家族や近所の目があるから仕方なく働くという事です。
働く動機が薄い人は、給料を良くしたところで全く意味がありません。
一体、お金以外の何をモチベーションにしてあげることが仕事に対する意識が変わるのかこの時点では全くわかりませんでした。
言い方は良くないかもしれませんが、お金のために働く人は扱いやすいです。
給料やボーナスに応じて頑張ってくれますからね。
最初は育児記事からスタート
最初は育児に関する記事を書いてもらう事にしました。
子供がいる人なら特に調べることなく、記事を書けるだろうと思っていました。
あわよくばアドセンスで稼げるサイトができたらいいなあぐらいに思っていました。
しかし、現実は違いました。
ブログすら書いたことがない人にはハードルが高すぎました。
結局、こちらがキーワードを指定して、Hタグの設定までして記事を書いてもらいました。
こちらの負担は結構なものです。
なんとかノルマは達成
正直、自分たちの本来の業務ができずストレスが少しずつたまっていきました。
仕事を振るための無理やり作る仕事は苦痛で仕方がありません。
そんなこちらの苦労も知らないで、あいかわらず色々な理由をつけてブラインドタッチを練習しようとしません。
最初の月はなんとか月10記事が完成し、ノルマを達成できした。
外注費も会社の口座から振り込みました。
10年ぶり以上に自分の口座に入金があるのにとても喜んではくれました。
Yの出産と夏休み
そうこうしている間に第三子の出産があり、外注ライターさんとのやりとりが減っていきました。
ランチミーティングもしなくなりました。
そして、夏休みに突入しました。
もちろん、夏休み中の8月も月10記事、週1回更新という縛りはありますが、案の定、月10記事というノルマは守られることはありませんでした。
普通の会社で言うところの無断欠勤をしたのです。
最初の約束通り、外注契約は終了するつもりで次のメッセージをチャットワークに書きました。
「記事を書くのは無理だと判断したので、作業系の仕事を今度はお願いする事にしました。」
作業系の仕事は他の方がやっているので必要な時だけお願いするという事もいいました。
クビのはずが継続に・・・
そしたら、謝罪ともにそれでも良いから雇ってほしいと泣きついてきました。
ここまで言われたら普通はやめるでしょ?って思ったのですが・・・汗
でもよく考えてみたらこの条件(単価)で働ける場所は、田舎なのでどこにもありません。
辞めるには惜しい仕事だと気付いたようです。
資格もなく、10年以上も専業主婦をしていた人にできる仕事は限られているでしょうし。。。
夏休み明けに再会
夏休みが明けて、9月になり子供が学校に通い始めました。
そして、久しぶりに外注さんとランチに行きました。
そこで、世間話をする中で最近脱毛を始めたという話になりました。
脱毛の話をする目はとても輝いていました。
もしかしたら興味がある美容系なら頑張れるのではないかとYと話し合って思いました。
もう一度だけ、ライターとして頑張らせようという話になりました。
脱毛ジャンルに挑戦
人間、興味があるなら頑張れるんですね。
育児関連の記事は苦痛だったようです。
ただ、相変わらずブラインドタッチは練習してきません。
ここに関しては意識が低いままです。
もうどうしようもないのでここは先送りすることにしました。
ただ記事を書いてもらうだけはやめました
もともと記事を書くのが好きなわけでもない人が、記事を書けばお金がもらえると言ってもモチベーションが上がらないのは当然かもしれません。
まずは、アフィリエイトとは?という説明をしました。
外注ライターとしてどの部分を任せられているかという事を知ることで責任感をもってくれればいいなあと思いました。
お金の流れも説明しました。
アフィリサイトの記事を書くという事が売り上げのためにいかに重要な意味を持つか知ってもらいました。
この時点で相当意識は変わったと思います。
ミーティングのたびに脱毛について、家で調べて疑問に思ったことをぶつけてきました。
ライターを育てるためには、アフィリエイターを育てるぐらいの覚悟が必要だと思いました。
意識が低い外注さんがようやく何とかなると思い始めた瞬間でした。
続く・・・