ベルリン市議選 難民受け入れ反対の野党が躍進
ドイツの首都ベルリンで市議会選挙が行われ、難民の受け入れに寛容な政策をとってきたメルケル首相を支える連立与党が得票率を大きく落とした一方、難民の受け入れに反対する新しい野党が躍進しました。
ベルリンの市議会議員の選挙は18日に投票が行われ、即日開票されました。
選挙管理委員会が発表した開票結果によりますと、メルケル首相を支える連立与党のうち、「社会民主党」は第1党を維持したものの、得票率は5年前の前回選挙より6.7ポイント低い21.6%でした。
また、メルケル首相が党首を務める「キリスト教民主同盟」は、第2党にとどまりましたが、得票率は17.6%と、1990年の東西ドイツの統一以降に行われたベルリン市議会選挙で最低となりました。
一方、難民の受け入れに反対する野党「ドイツのための選択肢」は、初めてのベルリン市議会選挙で14.2%の票を獲得して躍進しました。
3年前に設立された「ドイツのための選択肢」は、メルケル首相の寛容な難民政策に反対して、各地の州レベルの議会選挙でも支持を広げており、これでドイツ国内の16の地方議会のうち、10の議会で議席を得たことになります。
ドイツでは来年秋に連邦議会選挙が予定され、メルケル首相は4期目を目指すと見られていますが、今回の選挙結果を受けて、難民政策を見直すよう求める声が一段と高まりそうです。
選挙管理委員会が発表した開票結果によりますと、メルケル首相を支える連立与党のうち、「社会民主党」は第1党を維持したものの、得票率は5年前の前回選挙より6.7ポイント低い21.6%でした。
また、メルケル首相が党首を務める「キリスト教民主同盟」は、第2党にとどまりましたが、得票率は17.6%と、1990年の東西ドイツの統一以降に行われたベルリン市議会選挙で最低となりました。
一方、難民の受け入れに反対する野党「ドイツのための選択肢」は、初めてのベルリン市議会選挙で14.2%の票を獲得して躍進しました。
3年前に設立された「ドイツのための選択肢」は、メルケル首相の寛容な難民政策に反対して、各地の州レベルの議会選挙でも支持を広げており、これでドイツ国内の16の地方議会のうち、10の議会で議席を得たことになります。
ドイツでは来年秋に連邦議会選挙が予定され、メルケル首相は4期目を目指すと見られていますが、今回の選挙結果を受けて、難民政策を見直すよう求める声が一段と高まりそうです。