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スマホ向け対戦格闘「真・三國無双 激闘版(仮称)」が日本初披露

ゲームの一部に日本語表記が見えるも、日本での配信は未定と発表

9月15日~18日 開催

会場:幕張メッセ

入場料:
一般前売券 1,000円(税込)
一般当日券 1,200円(税込)
小学生以下無料
コーエーテクモゲームスの鈴木亮浩氏(左)と、完美世界のヤン氏(右)

 東京ゲームショウ2016の完美世界ブースにて、iOS/Android用対戦格闘「真・三國無双 激闘版(仮称)」の発表会が開催された。

 「真・三國無双 激闘版(仮称)」は、今年7月に中国で開催されたChinaJoyで発表されたタイトル。コーエーテクモゲームスの「真・三國無双6」をベースに、ゲーム内容を対戦格闘に作り替えた作品となっている。完美世界が開発しており、中国での配信は決定しているが、日本での配信は未定としている。発表会には「真・三國無双」シリーズ プロデューサーの鈴木亮浩氏と、完美世界でプロデューサーを務めるヤン氏が登壇した。

 本作についてヤン氏は、「スマートフォンで『真・三國無双』の魅力をどう出すのか悩んだ。スマートフォンのゲームはアーケードゲームに似ていると思い、格闘ゲームに決めた。『真・三國無双』のキャラクター性を見せられるジャンルだと思う」と説明した。またスマートフォンでリアルタイム通信を行なうゲームが流行しているというのも背景にあったようだ。

 ゲームではシリーズに登場する武将のほか、オリジナル武将の作成も可能。こちらはコーエーテクモゲームスの監修のもとで再現度を高めているという。またバトルのアニメーションも、原作の動きを再現しながらも新規作成しているという。

 説明に続いて、鈴木氏とヤン氏によるデモプレイが行なわれた。まずプレーヤーは互いに3人の武将を選択する。鈴木氏は夏侯惇、趙雲、貂蝉を選び、「初代『三國無双』に登場していた初期キャラを選択した」とコメント。「真」が付く前の「三國無双」は対戦格闘だったので、本作は原点回帰であるとも言える。

 ゲームはスタンダードなサイドビューの2D対戦格闘スタイルとなっている。画面下部にあるボタンをタップして技を出したり、ガードしたりするというシンプルな操作。3人選んだキャラクターもワンボタンで随時変更が可能だ。戦闘で画面下のゲージが貯まっていくと、必殺技的な無双乱舞もワンボタンで発動できる。無双乱舞には大ダメージを与えるものが多いが、中には体力を回復するものもある。

 元々が1対多のアクションだけあって、やたらとコンボが繋がる。キャラクターによっては攻撃ボタンを連打しているだけで10コンボを超えたりする。またダウン中にも攻撃がヒットしたり、ダメージがフロート表示されるなど、日本的な対戦格闘ではあまり見かけないシステムや演出も見られる。試合は1戦5分間で、相手を3人とも倒すか、時間切れの時点で残り体力の多いほうが勝ち。

 今回のステージでは語られていないが、武将を育成・強化する要素もあるほか、使用するアクションを選ぶというカスタマイズ要素もある。また1対多で戦うシングルプレイモードも用意されているようだ。

 本作については、鈴木氏からは特に情報が語られることはなく、現状は日本での配信がどうなるかが最大の焦点となる。ゲームの一部に日本語表記が見られたこと、また東京ゲームショウで発表したことを考えると、余程のことがなければ日本でも配信されることが推測される。ともかく今は続報を待ちたい。

発表会冒頭で「日本での配信は未定」と出されたのはかなりの衝撃
ゲームでは3人の武将を選択して対戦に臨む
3Dモデルのキャラクターが、原作譲りの派手なアクションで戦う。とにかくコンボがよく繋がり、「真・三國無双」らしい爽快感を持つゲームだ