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【プロ野球】

バンデン復活7勝 タカは頼もしい助っ人が戻ってきた

2016年9月19日 紙面から

ソフトバンク−オリックス 1軍復帰登板を6イニング2失点に抑え7勝目を挙げたバンデンハーク=ヤフオクドームで(大月崇綱撮影)

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◇ソフトバンク8−5オリックス

 ソフトバンクが4連勝。1回に内川の先制打などで3点を奪い、松田の4回と8回のソロなどで突き放した。バンデンハークは6イニング6安打2失点で5月以来の白星となる7勝目を挙げた。オリックスは守備の乱れが響いた。

    ◇

 110日ぶりの1軍マウンドでも、ソフトバンクのバンデンハークは変わらない安定感を披露した。「投げられたこと、チームが勝ったことが良かった。今日のマウンドにも満足している」。直球の最速は152キロで、与四球は1つだけ。変化球を含め制球、切れとも申し分なかった。

 「感情をしっかりコントロールしないといけないと思って投げていた」。1回、先頭の糸井に左前打を打たれ、二盗を決められたが、ここから2者連続で空振り三振。2番宗は真っすぐで、売り出し中の3番・吉田正は150キロ超の直球を3球続けた後、カーブで仕留めた。4番のT−岡田は二ゴロ。高ぶる気持ちを抑え、後続を断った。

 3回に吉田正に適時打を許して1失点。「少し疲れもあった」という6回にも1点を失ったが、打線の効果的な援護もあって傷口を最少にとどめた。6イニング91球で2失点、今季7勝目を挙げた。この日、首脳陣の設定は球数100球未満。投球5イニングの想定は6イニングまで延びた。工藤監督は「良かったんじゃない。球数も少なかったから(投球回も)1回プラスになった」と評価。状態に問題なければ、次回先発は25日の西武戦(西武プリンスドーム)になる。

 蓄積疲労などで6月からファームで調整を続けた。「長い旅のように感じる期間もあった」というリハビリを経て復活した。チームのために「自分は何ができるか」を自問自答したという。その答えが、この日の投球だった。

  (久保安秀)

 

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