蹴球探訪
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【プロ野球】DeNA、初のCSへ王手 ロペスが延長10回サヨナラ弾2016年9月19日 紙面から
◇DeNA6−3広島DeNAがサヨナラ勝ち。3−3の延長10回に2死から死球と安打で一、三塁とすると、ロペスがこの日2本目の本塁打となる3ランで決めた。広島は9回に追い付く粘りを見せたが、10回は代わった大瀬良がつかまった。 ◇ 今季51回目の大入りとなったファンの夢を乗せた白球は、左翼スタンドに達した。延長10回。2死から作った一、三塁の好機。ロペスが29号サヨナラ3ラン。12球団で唯一クライマックスシリーズ(CS)出場のない球団が、悲願へついに王手をかけた。 「勝つことが一番大事。勝利に貢献できたことがうれしいよ」。ヒーローは表情を緩めずに話した。6回には一時逆転となる2ラン。2発5打点の大暴れだ。 8月は絶不調だったが、7試合連続無安打で迎えた同25日の阪神戦(横浜)が転機となった。不振のロペスをラミレス監督は、5番から3番への打順変更で再生を図った。 以来21試合で85打数26安打、打率3割6厘、21打点、10本塁打。「筒香の前を打つことで、相手は(四球を嫌がり)ストライクで勝負してくるからね」と指揮官は魔法の種明かし。ロペスも「監督は信じて使ってくれる。助けになるよ」と厚い信頼関係を明かす。 巨人で2年、DeNAで2年目。本塁打も打点も来日最高の記録を更新中だ。「横浜に住んで、いい街だと思った。ここは若い選手と楽しく野球をやっているイメージ。いいチーム。ロッカールームでも音楽がガンガンかかってみんなで楽しんでいるよ」。筒香が鳴らすラテン系の音楽。メジャー時代を思い出させる雰囲気に乗り、毎試合気分よく臨んでいる。 ウオーターシャワーでずぶぬれになったロペスは「冷たい」と漏らしながら「寒くないよ」と笑顔。体と心は燃えている。19日の同じ広島戦。勝利か引き分けで11年ぶりAクラスが決まる。「あすしっかり戦って、CS出場を決めたい」。好きな横浜、好きな仲間と歓喜を分かち合う。 (鈴木創太) PR情報
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