福良監督(右)も笑顔とグータッチで出迎えた【拡大】
FA戦線の超目玉・糸井に対して、他球団が本格的な獲得調査を進める中、ついにオリックスも動き出した。
「中身は詳しく言えませんが、話し合いはしています。まだ、シーズン中なので、彼も話しにくいでしょうが…。ただ、『オリックスで優勝したい』というようなことは言ってくれていました。もちろん、その発言をもって残留宣言とは受け取っていませんが」
残留交渉を開始したことを、初めて球団首脳が明かした。
基本的に、FA権行使を視野に入れていると思われる糸井。球団が最も恐れていたのは、残留の選択肢が一切ないまま宣言して、そのまま他球団に移籍してしまうことだった。
今回の極秘交渉の中で、糸井がオリックス残留の可能性をかなり残していることが分かったのは、大きな収穫だ。球団内には「宣言残留」も容認する方向で話が進んでおり、今後も機会があれば話し合いの場を設けていくという。