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堀江貴文はなぜ、本音だけの強い生き方ができるのか

『本音で生きる──一秒も後悔しない強い生き方』

flier
2016年9月19日
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 また、「自分は何もできない」というのは幻想だ。見方を変えれば短所は長所になりえるし、不得意だと思うなら別のことに挑戦すればよい。もし、リスクを考えて二の足を踏んでしまうのならば、それは、本当に心の底からやりたいとは思っていない証拠である。つまり、本音では現状維持が良いと考えているのだ。

 もし経験不足ゆえに自信が持てず、やりたいことにチャレンジできていないのならば、小さなチャレンジと小さな成功体験を積み重ねていくことが重要となる。他人と比べるのではなく、今までの自分と比べて成長を実感していくことで、少しずつ自信が持てるようになるに違いない。言い訳をやめれば行動しやすくなるはずだ。

◇バランスをとろうとしない

 多くの人は、バランスをとることを重視しすぎている。仕事と家庭のバランス、趣味と収入のバランス。しかし、中途半端な状態で心が震えるような充実感を得ることは不可能だといってよい。何かを犠牲にして物事に没頭してこそ、得られるものがあるのだ。

 バランスをとろうとするのは、安定を求めるゆえの行動だが、実際には安定した仕事や人間関係など存在しない。むしろ、安定にしがみついてリスクをとらないようにすることが、リスクになりかねない。

 バランスをとらなければならないと考えている人は、「ゼロイチ思考」にとらわれすぎている。勝ち負けのように、両極端に考えてしまうのだ。しかし本来、社会も人間関係も多彩で、グラデーションのようになっている。人間関係については、その時々で、必要に応じて関係性を見直していけばよいのだ。

◇自意識とプライドを捨てる

 世間体を気にして、やりたいことに踏み出せないという人がいる。しかし、他人のことなど誰も気にしていない。実際には存在しない「世間」に縛られる必要は一切ないのだ。

 また、自己防衛をしようとするあまり、プライドが高くなっている人よりも、プライドにこだわらず自由に生きている人の方が、好感度が高くなる。プライドがあると、「上手く振舞おう」と身構え、自然体での人づきあいができなくなるからだ。逆に、自分が無知だと認識している人は、変なプライドがないため、苦手なことをそれが得意な人に任せるなど、人の力を借りるのがうまい。その結果、自分の夢を実現しやすくなる。

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