剛＝強敵　ＳＦコメディー時代劇映画「銀魂」

　ＫｉｎＫｉ　Ｋｉｄｓ堂本剛（３７）が、小栗旬（３３）主演の映画「銀魂（ぎんたま）」（福田雄一監督、来年公開）に、主人公の強敵役で出演する。堂本の映画出演は２００５年「ファンタスティポ」以来１２年ぶり。

　映画「銀魂」の原作は、週刊少年ジャンプで２００４年から連載されている空知英秋さんの同名コミック。単行本の累計発行部数が５０００万部を超える人気コミックで、テレビアニメ、劇場アニメも大ヒットした。

　宇宙から来た「天人（あまんと）」に侵略されたパラレルワールドの江戸を舞台に、侍の心を持ち続ける主人公・坂田銀時（小栗）と仲間たちの活躍を描くＳＦコメディー時代劇。

　堂本は銀時のかつての仲間で、今は最大のライバルである過激武闘派集団「鬼兵隊」のリーダー高杉晋助を演じる。高杉は妖艶な魅力とカリスマ性を兼ね備え、剣術も達人級という原作の人気キャラクターだ。

　「監督から『堂本剛に悪役を演じさせたい』と言われ、キザでクールな高杉と僕のギャップをどう埋めてプラスにするのか話し合いを重ねるうちに出演が決まっていた」と話す堂本。三味線にも初挑戦したが「座って練習してたら、監督から撮影２日前に『立って弾いて』と言われ、本当にムチャ振りばかり…」とボヤキ節。約２０年ぶりに殺陣も披露する。

　新キャストも発表された。「鬼兵隊」の“人斬り似蔵”こと岡田似蔵に新井浩文（３７）、冷徹な策略家・武市変平太に佐藤二朗（４７）、二丁拳銃の美少女・来島また子に菜々緒（２７）。刀匠の村田鉄矢・鉄子兄妹に、安田顕（４２）と早見あかり（２１）。