中国とロシア 南シナ海での上陸演習を公開
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南シナ海で合同軍事演習を行っている中国とロシアの海軍は18日、島の制圧を目的とした上陸演習の模様を地元のメディアに公開し、中国としては、南シナ海の島々をめぐる問題で、妥協しない強い姿勢を示して、アメリカなどをけん制する狙いがあるものと見られます。
中国とロシアの海軍は、今月12日から19日までの日程で、南シナ海では初めてとなる合同軍事演習を行っていて、18日は広東省湛江の周辺で島の制圧を目的とした演習を行いました。
国営の中国中央テレビは、沖に展開した艦船から両軍の混成上陸部隊が乗ったボートや水陸両用の装甲車が海に降ろされ、兵士らがヘリコプターによる支援を受けながら、島の制圧に乗り出す様子を映像とともに伝えました。
中国政府は、ことし7月に国際的な仲裁裁判で、南シナ海のほぼ全域に管轄権を持つとする主張が否定されたあと、外交面ではフィリピンを含む東南アジア諸国に対して、対話姿勢を前面に打ち出して地域での孤立化を避けようという動きを見せています。
中国政府が、今回上陸演習の模様を地元メディアに公開した背景には、ロシア軍との緊密な関係を国内外にアピールするとともに、南シナ海の島々をめぐる問題で、妥協しない強い姿勢を示して、アメリカや日本をけん制する狙いがあるものと見られます。
国営の中国中央テレビは、沖に展開した艦船から両軍の混成上陸部隊が乗ったボートや水陸両用の装甲車が海に降ろされ、兵士らがヘリコプターによる支援を受けながら、島の制圧に乗り出す様子を映像とともに伝えました。
中国政府は、ことし7月に国際的な仲裁裁判で、南シナ海のほぼ全域に管轄権を持つとする主張が否定されたあと、外交面ではフィリピンを含む東南アジア諸国に対して、対話姿勢を前面に打ち出して地域での孤立化を避けようという動きを見せています。
中国政府が、今回上陸演習の模様を地元メディアに公開した背景には、ロシア軍との緊密な関係を国内外にアピールするとともに、南シナ海の島々をめぐる問題で、妥協しない強い姿勢を示して、アメリカや日本をけん制する狙いがあるものと見られます。