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東方唯魔伝 第一話
第一話です!キャラ紹介で紹介し忘れた、紫がいます!
霊夢は、いつものように縁側でお茶をすすっていた。そんな暇なときは、すぐに魔理沙がほうきにまたがってやってくる。今日もそうだった。
「よう!霊夢!今日もひまそうだな」
「ひまそう、はよけいだわ。魔理沙。あんただってひまだからきたんでしょ」
そんな、なんてことない話をしていると、博麗神社のチャイムがなった。
『ピンポンピンポン』
激しくチャイムが鳴る。霊夢はすぐに扉をあけた。すると、まだ幼い少女が見上げていた。
その子は、茶色い巻き毛を二つに結んだかわいらしい子だった。小さな魔女のぼうしをななめにかぶり、ほうきをもっている。黒いマントを羽織る姿は、魔女です。という雰囲気をものがたっているようだった。
しかし、霊夢はおどろいた。幼い少女が神社の前にいる、ということいぜんに、そっくりなのだ。
顔が、魔理沙に、とてもよく似ていた。生意気そうな黄色い瞳も、にやりと吊り上がったくちも、顔がコピーされたように。
「あの、だれ…?あんた」
少女は霊夢を無視して、神社にはいっていった。
「ちょっと、勝手に入らないで!」
つかんだ霊夢の手をはらって、
「感じるの」
と、少女はずんずん置くへ進んでいく。そして、魔理沙をみつけるなり、
「お姉ちゃん!!」
と、かけよって魔理沙にとびついた。
「唯魔!?」
「お姉ちゃん、会いたかったよ!唯魔、ずっとお姉ちゃんをさがしてたの、なのに、全然みつからなくて、ここにきたの」
霊夢は魔理沙にかけよって、
「知ってるの?その子」
と、少女を指さした。
「私の妹の、唯魔だぜ」
「ゆま?」
「こんにちは、唯魔です。さっきはすいませんでした」
少女は深々と頭を下げた。霊夢はとまどいながら、
「こんにちは。私は霊夢。あなたのお姉さんのお友達よ」
と、唯魔に笑いかけた。すると、博麗神社と扉が開け放たれた。
「霊夢!!」
「紫!?」
入ってきた人物は、この幻想郷の管理者とも言えなくもない、八雲 紫だ。
「幻想郷に、穴が開いているわ!」
「ごめんなさい」
紫と唯魔の声がかさなる。
「私のせいなの。私が、あなたを操って、この世界へきたの」
「どういうことなの?」
紫の声のトーンが下がる。おそらく怒っている。
「私の能力で、あなたを操って、穴をつくったの!」
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