ジャカルタ 新コンテナターミナルがオープン

ジャカルタ 新コンテナターミナルがオープン
経済成長が続くインドネシアで、首都ジャカルタの港に日本の大手商社などが整備した新たなコンテナターミナルがオープンし、貨物の積み降ろしなどの慢性的な混雑の緩和が期待されています。
新たなターミナルは、日本の大手商社「三井物産」と海運会社の「日本郵船」などで作る合弁会社がジャカルタ北部のタンジュンプリオク港で3年前から整備を進めていたものです。
13日、インドネシア政府の閣僚などが出席して開業を祝う式典が開かれ、ジョコ大統領は「インドネシア経済の競争力を高めるため、最新の港湾施設の建設を急がなければならない」と述べ、今後も国内の港の整備に力を入れる考えを強調しました。
新たなターミナルは、大型のコンテナ船が入港できる深さを備えた長さ850メートルの岸壁に世界最大級のクレーンを6基設置し、年間150万個のコンテナを取り扱うことができます。
タンジュンプリオク港は日本企業が多数進出する工業団地に近く、近年の経済成長に伴ってコンテナの扱い量が急増する中、貨物の積み降ろしなど慢性的な混雑が問題になっていて、新たなターミナルの開業で混雑の緩和が期待されています。
合弁会社の斉藤真社長は「インドネシアという大国がますます発展し、貨物の動きが劇的に変わっていく中、港の需要も伸びていく。新しい港の計画があればぜひ積極的に参画を検討したい」と話しています。