スズキが約3億円の所得隠し

スズキが約3億円の所得隠し
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自動車メーカーのスズキが、去年3月までの2年間に名古屋国税局からおよそ3億円の所得隠しなどを指摘され、重加算税を含めておよそ4億5000万円を追徴課税されていたことがわかりました。
所得隠しなどを指摘されたのは、静岡県浜松市に本社がある自動車メーカーのスズキです。
会社や関係者によりますとスズキは、不要になったレース用のオートバイの部品を、倉庫などに在庫として保管していました。
保管した部品は、次に使用するまで経費として計上できないことになっていますが、会社は経費として計上し、利益を少なく見せかけていたということです。
このため名古屋国税局から、去年3月までの2年間におよそ3億円の所得隠しを指摘されたということです。
ほかにも外部委託した開発費のうち、開発が終了していない費用の一部を経費に計上するなどの経理ミスがあったとして、およそ9億円の申告漏れを指摘されたということです。
追徴税額は重加算税を含め、およそ4億5000万円だということです。
これについてスズキは、ことし4月に修正申告を済ませ、全額納税したうえで「見解の相違はあったが国税局の指摘に従った。再発防止に努めたい」とコメントしています。