北朝鮮の核実験 日本・ロシア・フランス外相が連携確認

北朝鮮の核実験 日本・ロシア・フランス外相が連携確認
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岸田外務大臣は12日、国連安全保障理事会で常任理事国を務めるロシア、フランスの外相と相次いで電話で会談し、「北朝鮮の核実験は国際社会に対する深刻な脅威だ」として、国連の場を含め、北朝鮮への対応で連携していくことを確認しました。
北朝鮮による5回目の核実験を受けて、岸田外務大臣は12日夕方、国連安全保障理事会で常任理事国を務めるロシアのラブロフ外相、フランスのエロー外相と相次いで電話で会談しました。
このうち、ロシアとの会談で岸田外務大臣は「北朝鮮が核実験を強行したことは、従来とは異なるレベルの脅威で、断じて容認できない。国連安保理での対応を含め、緊密に連携していきたい」と述べ、北朝鮮への対応で連携するよう呼びかけました。これに対し、ラブロフ外相は「北朝鮮の行動は国連安保理決議に対する重大な違反だ。国際社会に対する深刻な脅威として、断固非難する」と応じ、両外相は安保理での新たな決議の採択に向けた取り組みをはじめ、引き続き連携していくことを確認しました。
また、フランスのエロー外相は、岸田大臣の呼びかけに対し、「日本の見解を共有し、日本の立場を支持する。今回の核実験は決して容認できないというのが、フランスの断固たる立場で、国際社会が連携して取り組むことが重要だ」と応じ、両外相は北朝鮮への圧力の強化に向けて、緊密に連携していくことで一致しました。