北朝鮮外相が国連総会へ出発 核実験正当化か

北朝鮮外相が国連総会へ出発 核実験正当化か
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北朝鮮のリ・ヨンホ外相は、ニューヨークで13日から始まる国連総会に出席するため、12日ピョンヤンを出発し、国連総会では「アメリカの核の脅威への対抗措置だ」などと演説して核実験を正当化するとともに、核・ミサイル開発を推し進める姿勢を強調するものとみられます。
北朝鮮のリ・ヨンホ外相は、13日から始まる国連総会に出席するため、12日ピョンヤンを出発し、経由地の北京の空港に到着しました。空港でリ外相は、中国駐在のチ・ジェリョン大使に出迎えられ、北朝鮮大使館の車に乗って空港をあとにしました。

北朝鮮は今月9日に5回目の核実験を強行して「核弾頭の爆発実験に成功した」と発表しています。リ外相は、ことし5月に就任し、外相として初めて出席する国連総会では、「アメリカの核の脅威への対抗措置だ」などと演説して核実験を正当化するとともに、核・ミサイル開発を推し進める姿勢を強調するものとみられます。

外交筋によりますと、リ外相は13日北京を出発するということで、AP通信は、ピョンヤン発の記事で、リ外相が南米のベネズエラで行われる別の国際会議に出席した後、ニューヨークでの国連総会に向かうと伝えています。