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NaeNote

Life be Nice and Easy

無料でAndroid最速の日本語入力環境を手に入れた話(Bluetoothキーボード+Google日本語入力+キーマップ変更アプリ)

テクノロジー テクノロジー-製品・サービス

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こんにちは、NAEです。

ブログをはじめ、出先でのちょっとした物書きはAndroidスマホ+Bluetoothキーボードで済ませています。

しかしこの組み合わせだとショートカットキーまわりがあまりに不便で、とても最速とは呼べない環境でした。

そんなモヤモヤがなんと無料で解消できてしまったので、その方法をご紹介しようと思います。

今回はそんなお話。

これまでのAndroid日本語入力環境とその限界

ぼくはスキマ時間を活用してどこでもブログを書くためにBluetoothキーボードを持ち運んでいます。

www.naenote.net

愛機Nexus5とBluetoothキーボードをペアリングし、空いた時間にドカドカ物書き。

この方法は文字入力そのものはサクサクなのですが、致命的な弱点がありました。

それは、なにかにつけてホームポジションから手を動かさないといけないこと。

  • 日本語入力と英語入力の切り替えがAlt+`
  • Ctrlキーがキーボードの左下で固定

日本語入力・英語入力切り替えのたびに左手をホームポジションからウニョっとずらし・・・

カット(Ctrl+X)、コピー(Ctrl+C)、ペースト(Ctrl+V)、元に戻す(Crtl+Z)といった利用頻度の高いショートカットキーを使うたび左手を反時計回りにへニョっと曲げ・・・

面倒なことこの上なかったのです。

最速のAndroid日本語入力環境

しかし、最近Google日本語入力アプリに導入された隠れた新機能キーマップ変更アプリの導入により、これらのイライラを解消することができました。

しかも無料で。


というわけで、Android最速の日本語入力環境の構築手順を紹介します。

最速と銘打ったのは、3つの点で最高速だったからです。

  • 文字入力そのもの
  • 日本語入力・英語入力の切り替え
  • Ctrl系ショートカットキーへのアクセス


具体的にそろえたものはこちら。すでにBluetoothキーボードを持っている人なら無料で手に入ります。

  • Bluetoothキーボード
  • Google日本語入力(無料)
  • キーマップ変更アプリ(無料)

Bluetoothキーボード

もはや定番のAnkerのBluetoothキーボードです。2,000円前後で購入できるエントリーモデルですが、品質と使いやすさはさすがAnkerさんという感じ。

詳細なレビューはこちらからどうぞ。

www.naenote.net

Google日本語入力

play.google.com

次に、おなじみのGoogle日本語入力アプリです。Androidに限らず、Windowsなどでも使っている方は多いかと思います。

Android版は2016/7/27にアップデートされました。目玉機能はキーボードテーマでしたね。キーボードの背景を自分好みのものに変えられる機能です。

さて、その裏で地味に嬉しい機能追加がされていることにお気づきでしょうか。

ナイス、あまりにもナイス

Shift+Crtlであればホームポジションから左手を動かさずに押下できます。もうAlt+`のために左手をウニョっとしなくてよいのです。


そう、Ctrlキーの場所がキーボードの左下という残念すぎる場所になければ・・・

キーマップ変更アプリ

Ctrlキーは絶対にAキーのすぐ左、Caps  lockキーの場所にあるべきなのです。

こんなによく使うキーなのに、なぜキーボードの左下というデッドスペースに配置したのか。なぜCaps lockなどというキワモノがゴールデンスペースを不法占拠しているのか。

そんなモヤモヤを解消するのが、こちらのキーマップ変更アプリです。

play.google.com

キーマップを変更するというよりキーマップ変更済のキーボード配列定義を追加するといった方が正しいかもしれません。

こちらのスクリーンショットをご覧ください。アプリをインストールし、Bluetoothキーボードとペアリングした後に選べるキーボード配列の一覧です。赤枠のものが追加されています。

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Ctrl-CAPS交換と書いてあるのがCtrlキーとCaps lockキーを入れ替えたものです。

上に挙げたAnkerのキーボードは英字配列なので、英語(Ctrl-CAPS交換)を選択します。

Caps lockの場所にCtrlキーが移動してきたことで、左手をホームポジションから動かすことなくCtrl系のショートカットキーをガンガン使うことができます。

Ankerのキーボード以外、日本語配列のキーボードを使っている方は相応のキーボード配列を選んでみてください。


これにてセットアップは完了です。

Android最速の日本語入力環境で記事を書いてみた感想

この記事はご紹介した日本語入力環境を使って書いています。

実に快適、実にサクサク、実に速い。ホームポジションから手を動かなくてもよいのがこんなにも快適だとは


1つ気がついたのは、Shift+Ctrlによる日本語入力・英語入力の切り替えショートカットよりもCtrlキーの場所変更のほうがはるかに効果が高いことがわかりました。

Android版に限らず、Google日本語入力では文字入力後にCtrl+Tを押すと入力文字列が全て半角英数字に置き換え可能だからです。

  • あいうえお → aiueo
  • やほお → yahoo
  • ごおgぇ → google

この仕組みを知っていれば、半角英数字をずっと入力し続けない限りは都度Ctrl+T で半角英数字化すればよいのです。

キーマップ変更アプリによってCtrlキーがAキーの隣に移動したため、Ctrl+Tも押しやすくなりました。

そのためあえてShift+Ctrlを使う機会がそこまで多くないという・・・

とはいえ、カスタマイズのための簡単なコーディングや英語での物書きをするのであればShift+Ctrlでの日本語入力・英語入力切り替えは便利です。

きっとそのうちガンガン使うときがくるでしょう。きっと・・・ね。

まとめ:さらなる高みを目指すなら

以上、Androidで最速の日本語入力環境を手に入れた話でした。

今回のチューニングでソフトウェア側(Google日本語入力とキーマップ)はほぼ最終化されました。

より高みを目指すなら、あとはAnkerのBluetoothキーボード以上にタイプしやすいものを探すかどうかですが・・・

キーボードの好みは宗教戦争のような側面もあるので、自分の好みが固まるまで、そしてAnkerのキーボードが壊れるまで、ゆっくりゆったり見てみようかと思います。

もっとこだわるのであれば、カーソルの上下左右移動もホームポジションから動かさずに済ませたいところ。

そこまでやるならEmacsキーバインドを覚えてHappy Hacking Keyboard(HHKB)を使うのが最強だと思うんですが・・・

Android環境でそれができるかはまた今度研究してみることにします。(そもそもHHKBのBluetooth版ってあるのかな)

今回は以上です。