台風16号 19日の夜以降 西日本接近か 早めの対策を

台風16号 19日の夜以降 西日本接近か 早めの対策を
強い台風16号は東シナ海を北東へ進んでいて、19日の夜以降、西日本に近づくと予想され、気象庁は早めの対策をとるよう呼びかけています。
気象庁の観測によりますと、強い台風16号は、午後6時には東シナ海を1時間に15キロの速さで北東へ進んでいます。中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は40メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心から半径110キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。

台風は沖縄県の先島諸島からしだいに遠ざかっていて、沖縄県の八重山地方では18日いっぱいは波の高い状態が続く見込みで、しばらくの間、高波に注意が必要です。台風は、このあとも東寄りに進み、19日の夜以降、西日本に近づく見込みで、西日本では19日の夜以降、風が非常に強まるおそれがあります。19日にかけての最大風速は、鹿児島県の奄美地方で30メートル、九州南部で25メートル、最大瞬間風速は35メートルから45メートルに達すると予想されています。また、九州南部と奄美地方ではうねりを伴って波が高く、19日にかけて6メートルから7メートルの大しけとなる見込みです。
気象庁は今後の進路や情報に注意し、早めの対策をとるよう呼びかけています。