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【首都スポ】

関東大学サッカー 法大、今季最多5発大勝 2位だが逆転Vあきらめん

2016年9月18日 紙面から

法大−国士舘大 前半13分、法大の黒柳(奥左)が先制ゴールを決める。右は国士舘大のGK岩渕=龍ケ崎市陸上競技場で(斉藤直己撮影)

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◇1部第14節 法大5−1国士舘大

 第90回関東大学サッカー1部リーグ(東京中日スポーツ後援)は17日、リーグ戦再開後3戦目となる第14節の4試合を各地で行い、2位の法大は国士舘大に5−1で大勝した。前半13分に主将MF黒柳駿(4年・浜松開誠館)のヘディングシュートで先制、前半のうちに3点を奪って勝負を決めた。3位の筑波大は流通経大との“茨城ダービー”を2−1で制した。慶大は1−0で順大に勝利。桐蔭横浜大と専大の一戦は1−1で引き分けた。前節終了時点で法大に勝ち点9差をつけて首位を快走する明大のゲームはきょう18日に行われる。

 主将のこん身のヘディングシュートで試合の流れを一気に引き寄せた法大が圧勝劇を演じた。

 スコアが最初に動いたのは前半13分だった。右サイドMF武藤友樹(3年・八千代)からのクロスボールを左から詰めたMF黒柳がヘッドで沈めた。「チャンスが来ると思って待っていました」と黒柳。「キーパーの動きもゴールも両方とも見えていたので、(シュートを)しっかりと当てることだけを考えました。決めることができて良かったです」と、笑顔で振り返った。

 リーグ戦再開後、法大は過去2戦でともに前半のうちに先に点を奪われていた。初戦は逆転勝ちしたものの、2戦目は追加点を献上しての敗戦。「だから、試合の入りから積極的にいくつもりでした」と主将は期する思いをもって臨んでいた。「(試合の行方は)先制点で決まると思っていました。(先行された過去2戦とは)違うぞというところをまずは自分が見せることができました」と、胸を張った。

 リーダー自らが果敢な飛び出しで口火を切ったことで、仲間たちも活気づいた。次々にゴールを重ね、今リーグチーム最多の5得点を記録。「夏の間に取り組んできた攻撃のところが(試合で)ちょっとずつ表れ始めたのかなと思います」と、大黒柱は練習の成果を口にした。

 首位明大との勝ち点差9をひっくり返すのはかなり難しいが、決してあきらめてはいない。「明治もずっと勝てるわけではないんじゃないかなと思うんです。最終的に上に立てるように、自分たちはここから一戦一戦粘り強く勝ち続けていきます」と奇跡の逆転Vに向け、ひそかな自信をのぞかせていた。 (関孝伸)

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