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【ゴルフ】

逆転の成田 3位から食らいつくぞ 首位テレサ・ルー、全美貞

2016年9月18日 紙面から

ホールアウトした同組の(左から)成田美寿々、全美貞、テレサ・ルー(板津亮兵撮影)

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◇マンシングウェアレディース 東海クラシック<第2日>

 ▽17日、愛知県美浜町・新南愛知CC美浜C(6397ヤード、パー72)▽曇り、27.9度、東2.6メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽106選手(うちアマ5人)▽観衆9239人

 テレサ・ルー(台湾)がコースレコードタイの63、全美貞(ジョン・ミジョン)=韓国=が連日の64をマーク、通算16アンダーで首位並走という展開になる中、前日首位タイの成田美寿々(23)=オンワードホールディングス=が5バーディー、1ボギーの68と粘って4打差の12アンダー3位。最終日最終組で得意の逆転Vを狙う。10アンダー4位にキム・ハヌル(韓国)、9アンダー5位に飯島茜(33)=サーフビバレッジ=と永峰咲希(21)=ニトリ=、フェービー・ヤオ(台湾)が続いている。

 別名「逆転の成田」。これまで通算7勝のうち5回が逆転V、いつしかそんなふうにも呼ばれるようになった成田が、驚異的にスコアを伸ばすテレサ・ルーと全美貞に食らいついた。

 「前半はいい感じでついて行けてたんですけどね」と成田。2番でバーディーを先行すると、3番パー5では2打目をグリーンエッジまで運びアプローチを寄せてOKバーディー。4番188ヤードのパー3でも5番ユーティリティーで「入ってくれてもいいのになと思った」と、ホールインワンさえ期待させたショットでカップ手前60センチ。3連続バーディーを奪った。

 だが「後半は自分で失速してしまった」。13番でボギー。それでも15番パー5で2オン2パットのバーディーを決めてスコアを戻した。「(前日の)8アンダーの翌日の4アンダーはナイスプレーだと思うので、トップ2人のことは置いといて自分はいいプレーができたと思います」と冷静に自己評価。「2人の調子を見て5打差、6打差開くと追いつけないと思ったので、この4打差はギリギリのライン。ただ、2人とも3日連続の爆発はないと思う。だから明日は私が爆発する番。一日とっておいた私の勝ちかな」と笑った。

 ツアー初優勝の12年富士通レディースは5打差逆転、2勝目の13年NEC軽井沢72は6打差からプレーオフに持ち込んでの逆転勝ち。4打以上をひっくり返した実績が2度もある。「優勝を意識しないわけにはいかないので、明日も自分に徹してスコアを伸ばしていけたらチャンスはあると思う。ショットもいいし、いいアプローチもできてしっかり68で回れた今日を自信に」と成田。今季初Vへ、勝機を見いだすのは誰より得意だ。 (月橋文美)

 

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