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【芸能・社会】

宮崎あおい涙「お父ちゃんと…」 映画「怒り」公開初日あいさつ

2016年9月18日 紙面から

父親役の渡辺謙について聞かれ感極まって涙声になる宮崎あおい=東京・有楽町で(圷真一撮影)

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 映画「怒り」(李相日監督)の公開初日舞台あいさつが17日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇2で開かれ、主演の渡辺謙(56)、森山未來(32)、宮崎あおい(30)、妻夫木聡(35)らが出席した。

 10年に公開され、同年の映画賞を総なめにした「悪人」で知られる吉田修一さんの原作を映画化。東京・八王子で起こった夫婦惨殺事件から1年後、犯人が整形して逃亡を続ける中、千葉、東京、沖縄に謎の男3人が現れる。真犯人ではないかと、周囲に広がる波紋を中心にストーリーが展開される。

 この日は上映後の舞台あいさつということで、観客からの質問に出演者たちが答えた。父親役の渡辺について聞かれた宮崎は、「今日から映画が始まり、明日からお父ちゃん(=渡辺)とはもう会えなくなっちゃうのかと思うとさみしい」と涙。「お父ちゃんについていけば大丈夫だという安心感があった。謙さんの娘を1回でも演じられて幸せ」と渡辺に感謝した。

 それを受け、渡辺は「彼女がこの役をやろうとした思い、覚悟は言わずとも感じていたので、俳優としても先輩としてもきちんと見届けたいと思った。濃密な親子だったから、ボクもあおいちゃんと同じ気持ち」と難役を演じた宮崎をねぎらった。最後は大ヒットを祈願してステージ上で鏡開きを行い、渡辺の指名で妻夫木が乾杯の音頭をとった。配給元の東宝によると、興行収入20億円突破が見込める好調なスタートを切った。

 

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