高齢者人口 過去最高を更新 女性は3割超に

高齢者人口 過去最高を更新 女性は3割超に
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19日は「敬老の日」です。総務省の人口推計によりますと、全国の65歳以上の高齢者の人口は3461万人、総人口に占める割合は27.3%で、いずれも去年を上回って、過去最高を更新し、特に、女性は、高齢者の割合が初めて30%を超えました。
総務省が発表した今月15日現在の人口推計によりますと、全国の65歳以上の高齢者は、男性がおよそ1499万人、女性がおよそ1962万人で、合わせておよそ3461万人となっています。これは、去年に比べて、男性が35万人、女性が38万人それぞれ増え、過去最高を更新しました。また、高齢者が総人口に占める割合も、去年より0.6ポイント増えて、27.3%と過去最高となりました。日本の総人口が減少する中、高齢者の占める割合は、一貫して増え続けていて、とくに、女性は、高齢者の割合が30.1%と、初めて30%を超えました。
一方、総務省の労働力調査によりますと、働く高齢者の数は、去年、730万人に上り、12年連続で増加して、過去最多となりました。このうち、65歳から69歳までの高齢者をみますと、男性は半数以上の52.2%、女性は3分の1近い31.6%が働いています。いずれも前の年を上回っていて、高齢者の就業が進んでいる実態がうかがえます。