蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【大リーグ】マエケン15勝 今季年俸は10億円目前2016年9月18日 紙面から
大リーグは16日、各地で15試合を行い、ドジャースの前田健太投手(28)は敵地フェニックスでダイヤモンドバックス戦に先発。5イニング3安打1失点で15勝目(9敗)を挙げた。デビューイヤーの新人で15勝は、球団新記録。出来高を含めた今季年俸は965万ドル(9億8400万円)になり、10億円の大台に近づいた。レッドソックスの上原浩治投手(41)は、ヤンキース戦で8回の1イニングを三者凡退に抑えた。カブスの川崎宗則内野手(35)はブルワーズ戦に「8番二塁」で今季初めて先発し、2打数1安打。試合後は前日に決めたナ中地区優勝のシャンパンファイトに酔いしれた。 並みいる先達を追い越した。前田は直球の制球と球審の狭いストライクゾーンに苦しみ、5イニングで3四球、94球を費やした。それでも、3安打1失点で15勝目。デビューイヤーの新人では、2002年の石井一久と13年の柳賢振(リュ・ヒョンジン)の14勝を抜く球団新記録を樹立。ちなみに、ド軍で他のメジャー1年目の日本投手は、1995年の野茂英雄が13勝、08年の黒田博樹(現広島)は9勝だった。 「いま、この大事な時期に勝って15勝できたのはうれしい」。共同電によれば、前田は素直に喜びを語った。他球団のメジャー新人日本投手を含めても、15勝は07年レッドソックスの松坂大輔(現ソフトバンク)に並び、12年レンジャーズのダルビッシュ有の最多16勝にリーチ。前田は「こっちに来てそういう人たちのすごさが分かった。レベルの高さ、イニングを投げる難しさを実感する」としみじみと語った。 この日投げ合ったグリンキーは昨季までド軍に在籍し、オフは投手史上2番目に高額の6年総額2億650万ドル(210億6300万円)で契約。その超大物に、前田は今月5日に続いて2戦連続で投げ勝った。16日の米放送局ESPN(電子版)によれば、前田は「グリンキーはすごい名を成した投手。比較なんてとんでもない」と謙遜したが、大リーグのベテランスカウトは「今季に限れば、明らかに前田の方がいい」と断言した。 PR情報
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