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【プロ野球】

ヤクルト 山田22打席ぶり安打 東京ドームで今季初勝利

2016年9月18日 紙面から

巨人に勝利し、タッチを交わす山田(手前右)らヤクルトナイン=東京ドームで

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◇ヤクルト5−2巨人

 ヤクルトが逆転勝ちした。1−2の6回2死一塁から西田の二塁打で追い付き、続く代打飯原の適時打と山田の2点適時打で、この回4点を奪った。救援陣が踏ん張り、4回以降は得点を許さなかった。巨人は拙守で流れを失った。

 鋭い打球が三遊間を抜けると、ヤクルト・山田の顔がほころんだ。代打・飯原の中前適時打で試合をひっくり返した6回、2死満塁で打席に。自身最長ブランクだった22打席ぶりの安打は、勝利を大きく引き寄せる2点適時打となった。

 「1本出て良かった。焦りはなかったけど、大事な時にチームに迷惑をかけていたのが悔しかったので、ああいうところで打てて良かった」

 チームは今季、東京ドームで10連敗中だったが、最後に全敗を阻止。山田は自身の嫌なイメージも拭い去った。6回、打席を迎えたところで相手投手は山口から田原誠に。この右腕から山田は7月30日に背中への死球を受け、これが元で8月に10試合の戦線離脱。その時以来の対戦だった。

 今月11日の阪神戦でも背中に死球を受け、山田は「残像が残ってて、球が体に向かってくる気がする」と話していた。それでも田原誠を迎えて「逆に外に来るやろと思って、踏み込んでいった」。読みは的中。吹っ切ったようなスイングで、外へ逃げるスライダーを踏み込んで引っ張った。

 3回の第2打席には大竹から右手首に死球を受けた。度重なる内角攻めに、死球禍は宿命と腹をくくり、復調につなげたのかもしれない。2年連続で100打点に到達し、本塁打との2部門でDeNA・筒香を至近距離から追走。もちろんCS出場も、可能性がある限り諦めない。 (竹村和佳子)

 

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