シリア 停戦中に米主導有志連合の空爆で兵士死亡か
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今月12日から停戦が始まったシリアで、政府軍は、アメリカ主導の有志連合に空爆されて複数の兵士が死亡したと発表し、先行きが危ぶまれている停戦への影響も懸念されます。
これは、シリアの国営通信が政府軍の発表として伝えたもので、17日午後5時、東部のデリゾール空港の近くで、政府軍の部隊がアメリカ主導の有志連合の軍用機から空爆を受け、複数の兵士が死亡したということです。
また、ロシアの通信社はロシア国防省の情報として、この空爆で、シリア政府軍の兵士60人以上が死亡し、およそ100人がけがをしたと伝えています。
デリゾールは過激派組織IS=イスラミックステートが勢力を保っている地域で、この空爆について、シリア政府軍はISを利する行為だとして、アメリカや、その同盟国のテロと戦っているという主張は虚偽だと厳しく非難しています。
内戦が続くシリアでは、アサド政権の政府軍と反政府勢力が、それぞれを支援するロシアとアメリカの仲介で今月12日から停戦に入りました。このさなかに、アメリカ主導の有志連合の攻撃で政府軍に多大な被害が出たことになれば、ただでさえもろい停戦の枠組みに悪影響が及ぶことも懸念されます。
また、ロシアの通信社はロシア国防省の情報として、この空爆で、シリア政府軍の兵士60人以上が死亡し、およそ100人がけがをしたと伝えています。
デリゾールは過激派組織IS=イスラミックステートが勢力を保っている地域で、この空爆について、シリア政府軍はISを利する行為だとして、アメリカや、その同盟国のテロと戦っているという主張は虚偽だと厳しく非難しています。
内戦が続くシリアでは、アサド政権の政府軍と反政府勢力が、それぞれを支援するロシアとアメリカの仲介で今月12日から停戦に入りました。このさなかに、アメリカ主導の有志連合の攻撃で政府軍に多大な被害が出たことになれば、ただでさえもろい停戦の枠組みに悪影響が及ぶことも懸念されます。
国連安保理に非難求める
シリア外務省は国連の事務総長と安全保障理事会の議長に書簡を送り、安保理として、この攻撃を非難するよう求めました。
シリアの国営通信によりますと、シリア外務省は書簡の中で、安保理に対し、アメリカの攻撃を非難するよう求めるとともに、アメリカはシリアの主権を尊重し、同じことを2度と繰り返さないよう要求しているということです。
シリアの国営通信によりますと、シリア外務省は書簡の中で、安保理に対し、アメリカの攻撃を非難するよう求めるとともに、アメリカはシリアの主権を尊重し、同じことを2度と繰り返さないよう要求しているということです。
空爆停止し事実確認 米軍が声明
これについてアメリカ軍は、過激派組織IS=イスラミックステートを狙って実施した空爆の標的が、実際にはシリア政府軍だった可能性もあると見て、空爆を停止して事実関係の確認を進めるとする声明を出しました。
アメリカ中央軍が17日に発表した声明によりますと、有志連合の軍用機が、シリア東部のデリゾールの南側で過激派組織ISの戦闘部隊が展開していると見られる場所に空爆を実施したということです。
その場所は以前にも、ISを標的に作戦を実施したことがある地域だということで、空爆を前に相当の時間をかけて追跡を行った結果、ISの戦闘部隊が展開していると判断したとしています。
また、空爆については、ロシア側にも事前に通知していたということですが、その後、ロシア側から空爆の標的がシリア政府軍の兵士や車両の可能性があるという連絡を受けたということです。
声明では「シリアは、さまざまな武装勢力がひしめき合う複雑な状況にあるが、有志連合は意図的にシリア政府軍を狙った空爆をすることはない」としていますが、誤ってシリア政府軍を空爆した可能性もあり、有志連合は直ちに空爆を停止し、事実関係の調査を進めるとするとしています。
アメリカ中央軍が17日に発表した声明によりますと、有志連合の軍用機が、シリア東部のデリゾールの南側で過激派組織ISの戦闘部隊が展開していると見られる場所に空爆を実施したということです。
その場所は以前にも、ISを標的に作戦を実施したことがある地域だということで、空爆を前に相当の時間をかけて追跡を行った結果、ISの戦闘部隊が展開していると判断したとしています。
また、空爆については、ロシア側にも事前に通知していたということですが、その後、ロシア側から空爆の標的がシリア政府軍の兵士や車両の可能性があるという連絡を受けたということです。
声明では「シリアは、さまざまな武装勢力がひしめき合う複雑な状況にあるが、有志連合は意図的にシリア政府軍を狙った空爆をすることはない」としていますが、誤ってシリア政府軍を空爆した可能性もあり、有志連合は直ちに空爆を停止し、事実関係の調査を進めるとするとしています。