「こち亀」最終巻発売で亀有にファン集結…コミックス完売相次ぐ
2016年9月18日6時0分 スポーツ報知
「こち亀」の舞台である東京・亀有には17日、多くのファンが訪れた。
JR亀有駅は30日まで、「こち亀」のキャラクターで埋め尽くされた“特別仕様”に。南北出口を結ぶ自由通路にはコミックスの表紙、構内の階段には背表紙のイラストが描かれ、エスカレーターの手すりにも両さんの顔が。訪れた人は驚きの表情を見せ、写真に収めていた。
亀有銀座商店街の和菓子店「葛飾伊勢屋」には、16日に秋本さんが訪れたという。「『悲しまないで。両さんはお祭りが好きなんだから』と励まされた」と社長の佐藤尚吾さん(51)。この日は、駅近くにある香取神社の例大祭。夜には30数基のみこしが祭りを盛り上げた。同神社は「偶然のタイミングですが、地元としては『お祭り好きな両さんを笑って見送ろう』という気持ちが強いですね」と話した。
また、亀有ではコミックスや「週刊少年ジャンプ」が完売する店が相次いだ。亀有駅構内のコンビニ「NewDays」は南口に特設売り場を設けたが、通常の約5倍入荷した「ジャンプ」は午前中のうちに売り切れ、急いで周辺の駅から取り寄せた。また、コミックスも特装版と通常版を各200冊用意したが、夕方までに完売した。
「TSUTAYA亀有店」では、用意したコミックス約400冊を午後5時までに売り切り、急きょ近隣の系列店から運び込んで販売した。ジャンプも完売した。「ブックスキデイランド亀有店」でも、約300冊ずつ用意したジャンプとコミックスが夕方に完売。九州の友人に「最終巻は亀有で買って」と頼まれた客もいたという。