以前は南浦和に住んでいたので、毎週週末になると庵悟に通っていました。初めてつけ麺というものを食べたのも庵悟なので、私の中のつけ麺の基準は庵悟なのです。
お昼時は大体並んでいますが、少し時間をずらすと並ばずに食べることができます。そして、並ぶ際にもベンチや日傘が用意されているので、良心的です。
営業時間は11:00〜16:00。時々無性に食べたくなる中毒性があるのに、お昼の時間帯しか営業していないのがハードルが高い、、、
つけ麺も中華そばも両方美味しいので、毎回悩みます。今回は中華そば売り切れにつき、つけ麺になりました。
つけ麺は並盛でも麺量が300gあり、私にはちょっと多い。しかし!庵悟では麺少なめで注文することができます。少なめにすると、大体200gくらいになるのかな?そして、少なめで注文すると、半分の味玉をサービスでつけてくれます。
綺麗に掃除された店内に、寡黙なご主人。居心地はいいのですが、おしゃれ感は皆無なので、1人で食べに来ている女性はあまり見かけません。どちらかというと、作業着が似合う感じ。そんな雰囲気も大好きです。気取らなくてもいいので、よくスッピンにメガネで食べに行っていました、、、
「またおま系」のつけ麺ですが、慣れ親しんだせいか、他のつけ麺とは別格です。
つけ汁はまたおま系の中でもドロドロ度が高くて、並盛の300gの麺量で食べた時にはつけ汁が足りなくなりました。そして、甘みや酸味があまりなくて、代わりに魚介がガツンと効いています。つけ汁の中には角切りのチャーシューが沈んでいて、これも肉々しくて美味しいんです。
麺はちょっと柔らか目の、太くてストレートな麺。スープ割りができるくらいつけ汁が残り、味玉もサービスしてもらえるので、やっぱり麺量は少なめで注文するのがベストです。
スープ割りをお願いすると、動物感溢れるスープとゆずの粉を入れて戻してくれます。さらっと飲み干すと、器の底には魚粉がザラザラ残ります。
こんなつけ麺が、私の思うつけ麺のベーシックになっています。今後、どんなに美味しいつけ麺に出会ったとしても、きっと庵悟のつけ麺は別格であり続けるんだろうな。お母さんの料理のようです。