金メダルなしは予想外 日本パラリンピック委鳥原会長

金メダルなしは予想外 日本パラリンピック委鳥原会長
リオデジャネイロパラリンピックで、日本選手団が金メダルを獲得できていないことについて、日本パラリンピック委員会の鳥原光憲会長は記者会見で、「予想外のことで残念だ」と述べ、競技ごとに総括を行い、4年後の東京大会に向けて強化策を見直す考えを示しました。
リオデジャネイロパラリンピックで、日本選手団は大会9日目の16日の段階で、銀メダル8個、銅メダル11個を獲得していますが金メダルはありません。

これについて、日本パラリンピック委員会の鳥原会長は17日に現地で開いた記者会見で、「予想外のことで、皆さんの期待に応えられず、残念だ」と述べました。
そのうえで、4年後の東京大会で22個の金メダル獲得を目標としていることを受け、「東京大会では目標を完全に達成しなければならない。大会終了後は時間を置かずに競技ごとに成績の総括を行い、具体的な対策を改めて立て直したい」と述べ、東京大会に向けて競技ごとの強化策を見直す考えを示しました。

一方、メダルの数では前回、ロンドン大会の16個を上回る19個のメダルを獲得していることについては、「選手たちは前回を上回る実績を残して精いっぱい、頑張った。メダルの実績がない種目や、若い人でもメダリストが出てきて、2020年に向けて希望の持てる内容だった」と評価しました。