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いつか朝日が昇るまで

子育て、受験、日々考えたことなどを紹介するブログです。みなさんの気楽な子育て,中学受験を応援します。

「レールを外れること」=「起業」ではないのだが

考え方 日々のくらし

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最近話題の大学中退・レール外れる・起業という流れ。今までもよく目にするのですがこの人たちは「レールを外れる」=「起業」だと思っているんですかね。大学中退なんてものはレールを外れるというか途中下車しただけ。「俺、途中下車したぜ」と言われても何の自慢にもなりません。

 

また大きな勘違いなのですが、レールを外れる、もしくは途中下車したとしてもまた別のレールを走るのですよ。アフェリエイトだってレールの上を走ってますよね。競っているのはそのレールの上はいかに速く走るかであって、新しいレールを引き直しているわけではありません。アフェリエイタ―はルールを決められるわけではないですから。

 

だから大学中退してレールを外れた、途中下車したら次にどのレールを走るのか選択する必要があります。大学中退が良いか悪いかと言うのは正直どうでもよいです。もちろん、そういう選択を煽る人たちはその選択をした人たちが失敗した時の責任は取るべきだと思います。その責任の取り方はレールを外れたことを素晴らしいと称賛することではなく、別のレールを紹介し、そのレールをいかに速く走るのかを紹介すべきことでしょう。それが例えアフェリエイトであったとしても出来るのであったとしたら、良いとは思いますが、そのような動きはほとんど見えません。

 

大学中退してレールを外れました、途中下車しましたという人は別のレールを選んで走る必要があり、そのレールの上をいかに速く走るのかを競っていくわけですが、件の元学生もそうなのですが、気になるのは「とりあえず実家で」というやつです。それ、途中下車して留まる気が満々ではないか。

 

起業するならすぐに別のレールを見つけて走り出さないと。実家から飛び出し、このレールで走り切れなければ明日はないぐらいでないと成功しないのではないかと思いますよ。よく大学中退者で成功している人いるよねという人がいるのですが、少なくとも実家で暮らしてはいないと思いますよ。それぐらい勝負かけています。

 

本当に才能のある人は自分でレールを引き、その上を走って行くことが出来るかもしれませんが、ほとんどの人は人の引いたレールの上は他の人よりもうまく走ることを競うわけです。そうした現実をしっかりと認識させるように指導するならば、ブログカレッジだろうがサロンだろうが良いと思います。

 

私自身、一度も就職したことがなく、ずっとフリーですが、自分でレールが引けたとは思っていませんし、ただ他の人よりもうまく、正社員とは違ったレールを走っているだけです。以前、ある税理士さんに「ほとんど収益は出てなくて」と言ったところ、「それ事業やってる意味あるんですか」と言われました。当然ですよね、隣の会社員というレールで走っている電車の方が、自分が乗っている電車よりも明らかに早いのに、「あなた、なぜその電車に乗ってるの?」というのはそもそもの疑問です。

 

レールを外れるというのは、走らないということではなく、別のレールを走るということ。しかも、元の電車よりも早く走ること。そうでなければ起業しても苦しいだけです。もちろん、金がなくても苦しくてもその方がいいという方はいるとは思いますが、事前にそうした情報はじっかりと得て置いてからレールを外れることをお勧めします。以上、感じたことを感じたままに書いてみました。