軍事政権時代に北朝鮮の支援による核開発疑惑も取り沙汰されたミャンマーが、包括的核実験禁止条約(CTBT)を批准した。日本政府などの働きかけが奏功し、米ニューヨークで21日に開かれるCTBT関連の外相会合で岸田文雄外相が報告する運びになった。
日本政府関係者が明らかにした。岸田外相が今年5月にアウンサンスーチー国家顧問兼外相と会談。CTBT早期批准に向けた支援を約束するなど、日本政府として後押しをしてきた。
海外からの投資拡大に力を入れるミャンマー側は、国際社会の疑念を払拭(ふっしょく)する狙いで批准に踏み切ったとみられる。過去に核開発疑惑が指摘されたミャンマーの批准について、日本政府関係者は「象徴的な意味がある」と評価している。
CTBTは採択から今年で20…
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朝日新聞国際報道部
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