西・東日本 夕方にかけ非常に激しい雨か 警戒を

西・東日本 夕方にかけ非常に激しい雨か 警戒を
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前線と低気圧の影響で、西日本と東日本では18日夕方にかけて、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。九州北部や中国地方では、これまでの雨で地盤が緩み、川の水位が高い状態が続いている地域があり、気象庁は土砂災害や川の増水などに警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、本州付近に伸びる前線と低気圧に向かって、暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、西日本や東日本の広い範囲で大気の状態が不安定になっています。

18日午前7時までの1時間には、鹿児島県甑島の中甑で48.5ミリの激しい雨が降りました。
広島県では、この12時間に降った雨の量が130ミリ前後に達し、半日で平年の9月1か月分のおよそ7割の雨が降る大雨となっている地域があります。
福岡県では土砂災害の危険性が非常に高くなり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。

前線は停滞し、その上を低気圧が東へ進むため、西日本と東日本では大気の不安定な状態が続き、九州北部や近畿、北陸などを中心に18日夕方にかけて、雷を伴い、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
19日朝までに降る雨の量は、いずれも多いところで、九州北部と近畿で150ミリ、四国と北陸、東海で120ミリ、関東甲信で100ミリ、中国地方で80ミリと予想されています。
九州北部や中国地方では、これまでの雨で地盤が緩み、川の水位が高い状態が続いている地域があります。

気象庁は土砂災害や川の増水、低い土地の浸水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。