「お風呂のリフォーム❤」
おそらく一般的に思い浮かべるのは「タイル張りのお風呂」を、「ユニットバス」に取り換えるっていう工事でしょうか(´Д`)?
(ユニットバス)
一般的なご家庭のお風呂なら、大体100~200万円前後の予算で、お風呂(と脱衣場)リフォームされるんですよね。
工期は1週間くらい?
が、しかしですね… 今日は朗報があるんです!
これから紹介するお風呂のリフォームはなんと~!
予算がわずか25万円前後!
しかも工期がたったの2日くらい!
それなのに「見た目」も「暖かさ」も、かなり改善出来るというものです!!
しかもDIY(工事をご自分でされる)なら、もしかしたら15万円くらいで可能かもしれないと言うやり方なんですね~щ(゜▽゜щ)❤
実際に施工された例がありますので、ここに紹介したいと思います❤
皆さんこんにちは! 女優のアビー・コーニッシュです。
たまたま最近、我が家のお風呂のリフォームを自分でしたんですよ❤(勿論、私がしたのでは無くて、父がしてくれたのですが…)
私の父は住宅のリフォーム関係の仕事をしているので、素人ではありません。だけどお風呂の本格的なリフォームは、初体験だったんですね。
我が家のお風呂は、実はその父の手でなんと2回もリフォームされてて…
1回目は5年前の冬で、これまたかなり胡散臭い内容でした。
つまり、1回目のはまったくお奨め出来ない内容なのですけど…だけど「失敗談」も貴重な情報ですので軽くレポートしておきます。
今から思えば…我が家の「真冬のお風呂」は、まさに拷問と言えるものでしたね…
冷たく冷えきったタイルのお風呂はまるで冷蔵庫と同じで、リラックスどころか、ストレス倍増ルームでした…
その為か、私達姉妹は本当は凄い仲良しなのに…冬が来れば喧嘩が本当に絶えなかったのです。
「お父さん…私達、暖かいお風呂が欲しいよ…」そんなお願いしたのが、その5年前の冬でした。
「そうか…やっぱ寒いか? そうだよな… 分かったよ、何とかするよ!」って、お父さんは言ってくれました… でも…
残念ながら我が家は充分に貧乏で、流行りの「ユニットバス」にするなんて事は最初から選択肢にありませんでした。
なんと父は、冷たいタイルの床に「キッズルームの床に敷くクッションマット」を敷き詰めちゃったのでした…。
(キッズルーム用のクッションマット)
もちろん、このやり方は5年後に壊す事になるのですが…それでも5年間、それなりに快適な空間を提供してくれたのでした。
ただ、このクッションをお風呂の床にそのまま敷いてしまうのでは、ジョイントから簡単に裏側に水が浸透してしまいますので…
父はトリマーという機械でジョイント部分に浅い溝を作り、そこにコーキングを充填してそれを防いでいたのでした。
壁面のタイルには、なんとなく保温性のある、(安物の)スポンジ系の素材を張り付けました。
その時のリフォームの写真がこれです…。
やはり本来…水場に使えない材料を お風呂場に無理矢理使ったので、表面はやがてキズだらけで水を吸い込み…そして「カビ」に侵されていきましたね。
ただ、父は「奥の手」を使っていたので…
意外にも「見た目が最悪」に関わらず、真冬でも一般的なユニットバス以上に「充分に暖かい」お風呂だったのです。 その奥の手ってのは…
ジャン!!
脱衣場に、ファンヒーターを焚いていたのですね。
しかもこんな感じの、スノコのイスの中にです。
温風の吹き出し口は「お風呂」の壁から!!
写真左下のシャッター口から、ファンヒーターの温風が
「ボワアアアァァァ~!!」って
お風呂の中に送風されていたのです。
(つまり、お風呂の壁のどてっぱらに穴を開けてしまったのでした。)
石油ファンヒーターの温風は、電気ヒーターのそれとは比較にならない熱量なので どんなに寒い日でも「お風呂だけは暖かい家」でしたね。
(ただ、ファンヒーターの周囲の温度が上がり過ぎない工夫(小型換気扇や、吸気ジャバラ)は必要だったようです。)
(換気扇が、ファンヒーター周りの暖かい空気を排出するために取り付けられてます。)
まぁ…こんな狭い空間にファンヒーターを押し込むなんて、私の父は変態としか言いようがないですね…。
それと、もう1つ「奥の手」がありました。
二重窓です❤
勿論、市販の「うち窓サッシ」ではありません。
余り物の「たる木」を四角に組んで、プチプチシートを両面に張り、周囲をスポンジテープで囲んだ(原価4,000円程の)ただの木の枠です!
だけども効果は絶大で、アルミサッシからのすきま風を全く通さないのです。
見た目を全く気にしない我が家らしいリフォームでしたが… 先程申し上げた通りで…傷みとカビが酷くなったクッションマットと、壁面のスポンジシートは、剥がしてしまう事になったのでした…。
「ねぇ、お父さん…。もしかしてまた、お風呂って昔の冷たいタイルのお風呂に戻っちゃうの?」
「そんなの嫌よ…お願い!なんとかして!!」
「お金が無いのなら、私がちょっくら銀行まで行ってくるから~っ!!」
(そんな私達姉妹の熱い思いが、父を動かしたのか… 父は、直ぐに2回目のリフォームをしてくれました。)
我が家に何やら次々と、沢山の材料が届けられました。
問題のお風呂の方も…
先に張られていた床や壁の材料は、綺麗に矧がされてました。「両面テープやコーキングを取るために1日もかかったよ」って、父は笑ってました。
(さて… いよいよ新しく届いた材料を張りにかかります。)
先ずは床を張るのですが…段ボールで床全体の型を取り、排水口の位置出しをしてました。
お風呂の壁は勿論、浴槽さえも「真っ直ぐなところ」はまずありません。何回もハサミで切り直し、テープ等でRの所も丁寧に型を取ります。
ハジに4ミリ程のクリアランスを取った「型紙」が出来たら、床の材料にそのまま写してハサミでカットするだけです。
厚み4ミリの床材は大手建材メーカーフクビさんの「あんから」って名前の商品でした。
ハサミでチョキチョキ! ついでに排水口の穴もチョキチョキ。
床材の「あんから」ちゃんを切ったら「勝負~!!」って、床に敷いてみます。勿論、型紙が正確なら失敗することはありません。
直ぐにでもボンドで張り付けてしまいたい所ですが、排水口に先にやるべき大事なお仕事があるんですね。
排水口に、「目皿ベース」を取り付けるのですね。
浴室用の強力なボンドと、コーキングでの固定になります。(コーキング等が余計な所に着かない様に、養生テープを貼っておきます。)
勿論、この時点で床材の貼る位置は決定されています。床材の半分に作業者が乗り、反対側の半分だけボンドを塗って固定して、その後に残った半分を固定するというのが、良いようです。
コーキングガンにボンドをセットして、タイルの床に塗りまくります。
クシベラでボンドを広げます。小粒の丸いタイルだったので、目地が多くて予定の1,5倍のボンドが必要でした。
空気を閉じ込めない様に、ローラーでしごいて張り付けます。ボンドは20分位で固まってしまうので、父はけっこう焦ってましたね。
片側をくっ付けたら、残りの片側にボンドを塗りまくり…
やはり空気を抜きながらピッタリなるようにローラーでしごいて張ってしまいます。床はこれで終わりです。
続いてタイルの壁面にも、壁材を貼ります。
こんな立派な段ボールに入って届けられたのは、やはり大手メーカーフクビさんの「アルパレージ」という商品です。
長さは2,450ミリメートル、幅910ミリメートル厚みは5ミリメートルくらい?
柔らかいのですけど、無理矢理曲げると割れます。軽くてカッターナイフで何度も刃を入れると切れますし、丸ノコやジグソーでも切られて、鉋で削る事も可能なんです。
蛇口やリモコンを外した壁に、「アルパレージ」を張ったところです。こういう所はやはり難しいみたいですね? 見切り材ってのを上手に使うと、仕事が凄い楽になるってお父さんは言ってました。
ちょっとお父さんのお仕事見てたけど…
40年経ってる家って、水平な所も無ければ垂直な所も無いのね…
ましてお風呂の床って水が排水口に向かうように勾配がついているから
滅茶苦茶難しいじゃねぇかよ~っ!!
壁パネルのアルバレージを(両面テープとボンドで)張ったら、コーキング処理の準備ですね。
マスキングテープをこんな感じで張ってから
コーキングをガンにセットして、手早くうっていきます。 なんと言っても、付属の防カビ材入りのシリコンコーキングは固まるのが早いので…
素早くヘラでコーキングを押さえて、マスキングテープをさっさと取らないと
マスキングテープに、肝心なコーキングがくっついてきて…本当に滅茶苦茶になっちゃうんだってさ~❤
なんとかかんとか2日以上かかって、父は今回のリフォームを終えました。
私の家のお風呂は、腰までの高さのリフォームだったからまだ楽だったけど…
天井まで張り直す工事だったら色々大変なのでしょうね。
「あ~ら、素敵なお風呂になったじゃない?」
「本当!お父さん、大好き~❤」
「ねぇ、いきなり入っちゃってもいいかしら?」
「何それ、読者サービス?」
「いいじゃん❤」
「せっかくだしね?」
「なんか凄い視線を感じるんだけど…」
「さぁ、皆で入りましょ…お父さんに感謝して❤」
「はーい!」
(撮影のため、水着を着用しています…❤)
※使用画像 アビー・コーニッシュ(女優)以下Wikipediaより引用しましたm(__)m。
おしまい
〈 追記〉 今回のリフォームに使ったフクビさんの商品を紹介しておきます。
「あんから」って床材。数ある商品群の中から、簡単なボンドだけの接着である事…クッション性と断熱性が高いと判断して使用しました。(他の商品では2液性ボンドだったり乾燥時間を1時間くらい取るように指示があったりで、ややこしかった…(´д`|||)。)
さらに排水口の「目皿用のベース」までが用意されてる点でも、好感が持てましたね(´Д`)❤こういう所、大好きです…。
壁パネルもフクビさんの「アルパレージ」になりました。切断加工の容易さ、見栄えの良さが決め手でした。キッチンパネルの様な表面なのに、それなりに断熱性がある感じです。
見切り材もさすがに「大手建材メーカー」らしく抜かりが無いですしね(´Д`)❤ こういうのが無いとバカみたいに時間がかかった割りに、汚い仕事になっちゃうんですよね…。
※使用画像 楽天およびYahoo!ショッピングより使用させて頂きました~(´Д`)❤