開催中の「東京ゲームショウ2016」に行ってきました! といっても、筆者は時々ゲームをする程度なのでゲーマーではありません。ただ、二次元男子が好きな女子です(しかも腐ったほう)。ということで、今回体験したのは女性をターゲットとしたタイトル。当サイトですでに紹介しているゲームショウの記事のとおり、多くのメーカーがVRコンテンツを展開していましたが、女性向けにもその波がきていました。すべてゲームショウだけで体験できる特別コンテンツとなりますが、キュンとするイケメンたちをご覧あれ。
目次
・泣きそうになった刀剣乱舞・三日月宗近VR&一血卍傑で産魂
・椅子ドンVR&ダウトでイケメンに監禁&近づき過ぎるイケメン武将
・膝枕しちゃったマジカルデイズVR
一番の目的は、刀剣乱舞のVR体験です。DMM GAMESがVR事業に参入する第一弾の企画として「刀剣乱舞-ONLINE-」とコラボしたもので、ゲームショウ限定のコンテンツ。刀剣乱舞の刀剣男士を代表する三日月宗近Verとなっており、三日月さんだけが出てくるそう。ビジネスデー初日(15日)でも、すごい人気ぶりで体験できなかった人がいたというウワサを聞き、開場1時間30分前から並んで刀剣乱舞VRに1番乗りしてきました!
<関連記事>刀剣乱舞って何だ? という方はこちらの記事をチェック!
ブースには、本丸が再現されていました。本丸を生で見る日が来ようとは思いもしなかったので、この段階で感動もひとしお
本丸の中を覗くと、ゲーム画面で何度も見た「日常の庭」がそこに!
三日月さんの紋が描かれたのれんをくぐり、いざ本丸へ
一番乗りだったので、筆者は「一」と記されたスペースに着座しました
座ってから気付いたのですが、目の前には障子があり庭が見えない! 一番乗りしたのに、なんたること……
と思ったのですが、オキュラスリフトをつけてのプレイなので何の問題もありません
さて、いよいよVR体験スタート! 筆者が見ている映像を掲載することはできないので、筆者のレポートで想像してみてください。まず、目の前に本丸が出現……というよりも、本丸に自分が現れた感じです。マンガであるような、目覚めたら知らない世界に居たみたいな感覚! 後方や天井、ぐるりと本丸の中を見渡していると三毛猫がやってきて、近づいてきます。触りたいけど、触れないのがVRのもどかしいところ。そんなことを思っていると、ゆっくりと縁側の右のほうから三日月さんが「戻ったぞ」と帰還。三日月さんといえば、イラストでも美麗じゃないですか! それが3Dになるというので心配していたのですが、やばいです。イラストのまんまという印象で、違和感がまったくない。神々し過ぎて、ちょっと泣きそう。ニオイ(絶対いいニオイ!)がしそうなほどリアルなクオリティ、すご過ぎます。
三日月さんの姿を見た時には、あまりにも感動して息を飲みました。狩衣の中を下から覗いてみたり、三日月さんのいたるところをしっかり目に焼きつけます!
さらに、目線をふっと落とした三日月さんと目が合い、このタイミングで完全に刀剣乱舞の世界に没入。きっと審神者(プレイヤー)設定なのでしょうが、腐女子なのでつい自分をほかの刀剣男士に置き換え、三日月さん+猫と過ごす日常のひとこまを想像して悶えていると、筆者の座っている前で膝をつき猫をナデナデしていた三日月さんが再びこちらを見て微笑みを投げかけてきます。いや、近いからっ! 美しいお顔をこんな近くで凝視できるほど、イケメン耐性ないです(でも凝視)。そんなふうに萌えていたら、三日月さんはほどなくしてどこかに立ち去ってしまわれました。そして桜吹雪が舞い散り、VR体験終了。
出口では三日月さんがお見送り(?)してくれます
三日月さんのいる出口の逆サイドには、ほかの刀剣男士たちのパネルもずらり
実は、VRを体験するのは初めて。作品としては映像を見るだけというシンプルなものですが、VRの魅力を感じました。もちろん高クオリティだからこそですが、没入感がハンパない。VRを体験した人からよく聞く、この感想は伊達じゃなかったのですね。正直、ずっと本丸に居たい。VR恐るべし!
今回は三日月さんだけしか出てきませんでしたが、ほかの刀剣男士も全員出てきて一緒に本丸で過ごせたら……。内番スタイルも見たいし、内番の作業の様子、台所での調理風景など日常をVRで再現してほしいです。そんなコンテンツができたら現実世界に戻ってこられる気がしませんが、絶対買う! 実現することを期待しています。
※ゲームショウの刀剣乱舞VRは、事前に行われた抽選で当選した人しか体験できません
ちなみに、DMM GAMESのブースを訪れると刀剣乱舞クリアファイルバッグがもらえます
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そしてDMM GAMESブースには、もう1つイケメンが出てくる「一血卍傑-ONLINE-」の体験ゾーンがありました。「一血卍傑-ONLINE-」は神々・妖怪・ 英雄などの英傑を育てて悪霊と戦っていくシュミレーションアプリゲーム。英傑同士の血を混ぜ合い子孫を繁殖していく“一血卍傑”がおもしろいところです。英傑には性別がないので、組み合わせは自由。ここ、グッときますね! でも、今回体験するのは好きなキャラクターと自分との“バンケツ”。どんなキャラクターが生まれるのでしょうか。
和風テイストというところもイイ感じ!
今回の体験で選べるキャラクターは26体。筆者は、ビジュアルがすごくタイプな「シュテンドウジ」をチョイスしました
カメラ撮影された自分と選んだキャラクターのバンケツ開始!
生まれた英傑は、キジムナーというレアキャラでした。この画面にあるQRコードを読み取って応募すると、オリジナルグッズが当たるそうですよ
続いて向かったのは、出会った10人の男たちの中から嘘ついている9人を暴いていく「ダウト〜嘘つきオトコは誰?〜」が大ヒット中の、ボルテージのブース。ボルテージといえば、女性をキュンとさせる乙女ゲームの代表格ですよね。そんなボルテージが送るVRコンテンツは、“椅子ドンVR”! 壁ドンではなく椅子ドンとは何ぞや!? とさっそく体験してみました。
VRに登場するのは、アプリゲーム「スイートルームで悪戯なキス Love Trap」の大富豪・一ノ宮英介。超オレ様キャラです
椅子ドンVRも、オキュラスリフトをつけてのプレイとなります。プレイヤーは、どうやらコンクリート打ちっ放しの部屋に閉じ込められているよう。そして、入室してきたのは一ノ宮英介! 見下しながらえらそうなセリフを言ってきますが、筆者はオレ様が嫌いなのでまだときめきません。そうこうしていたら、突然、コンクリートの部屋がガラス張りのエレベーターに変化! 状況は理解できませんが……きっと、高層階に上がるスピーディさをVRで体験させたかったのかなぁと(笑)。突っ込みどころ満載で体験していたのですが、突然、一ノ宮英介が接近してきた時にはうかつにもドキッとしてしまいました。そして肝心の椅子ドンは、きっとみなさまが想像されている感じにわりと近いはず。座っているプレイヤーに近づいてきた一ノ宮英介が、手を椅子にドン! 思わず体をうしろに反ってしまうほど、大接近します。筆者は比較的普通に体験しましたが、ほかの部屋からは「キャー!」「マジ、むりー!」などの声が聞こえてきました。一ノ宮英介が好きなら、体験してみるべき。
オレ様嫌いだからと言ってたわりには、差し伸べられた手をとろうとしています(笑)
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VRではありませんが、ボルテージのブースには“バーチャルとリアルの融合”をコンセプトとした体験ゾーンが用意されていたので紹介しておきましょう。まず1つ目は「ダウト〜嘘つきオトコは誰?〜」。ゲーム中で行うような謎解きを、実際に行います。設定は、元彼に部屋に監禁されちゃった、というもの。室内にあるヒントを探し出し、無事に解き明かすとイケメンが甘いおもてなしをしてくれます。失敗すると元彼が部屋にやってきますが……こっちもイケメンなので、どっちに転んでもオイシイ!
かなりリアルに作られた小部屋に入れられ、5分以内に謎を解きます。難しくて1問もわからないのだけれど……
結局、筆者は時間切れでバッドエンド。元彼が現れてしましましたが、イケメンだし記念撮影もできるし全然損した気分じゃない!
謎解きに成功すると、別のイケメンに壁ドンされたり、ひざまずいて花束を渡されるといったドラマのようなシチュエーションが体験できます。みんなの前でやるから、少し恥ずかしいかもしれませんが……
成功する人が少ないようで、待機中のイケメンたちが「がんばって成功してね!」と声をかけに時々出てきてくれる優しさもたまりません
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“バーチャルとリアルの融合”の2つ目、戦国時代の武将たちとの恋愛を楽しむドラマアプリ「天下統一恋の乱 Love Ballad」は、ゲームの世界をそのまま再現。昼の「謁見の間」と夜の「殿の寝室」が用意されており、ゲーム中に出てくる武将に扮したイケメンと甘いひとときを過ごすというもの。昼のシチュエーションでは、“あごクイ”や“指トン”(唇を指でトンとされる)、“恋羽織”(上着をふわりとかけてもらえる)という現実世界ではなかなか体験できないようなことをされちゃいます。いっぽう夜のシチュエーションでは、お菓子を献上しに行くと“極上のご褒美”がいただけるそうなのですが……そのご褒美が赤面もの!
夜のシチュエーションは、武将の好物を寝室に持って行くところからスタート
普通におしゃべりしているだけだったのに、どんどん顔が近づく! 女性はテレテレです
別の武将は、頭に手を沿えて耳もとでささやくなんてことも!
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ここまででも、かなり糖度高めでくらくらしていますが、まだイケメン探索は続きます。発見したのは、エイタロウソフトのブースにあるVR。アプリゲーム「イケメン戦国◆時をかける恋」「ダンストリップス」「マフィアモーレ☆リディオ」「マジカルデイズ」の4作品が、VRで体験できるようになっていました。基本的にはストーリーをVRで楽しむというものですが、選択肢などを視線で選ぶシステムもあり。その中でも、しょっぱなからビックリさせられた「マジカルデイズ」を紹介します。
今冬リリース予定の「マジカルデイズ」は、魔法学校が舞台。プレイヤーはその学校に編入することになった特待生で、いろいろな個性を持つキャラクターたちと学園生活を楽しんだり戦ったりの青春ストーリーとなる予定だそう
これまで体験したVRでは自分の姿は出てきませんが、マジカルデイズVRにはプレイヤーの体がありました。だから、始まりはまさかの膝枕! 筆者の太もも(擬似)に頭を乗せて、ノラくんが寝ています。このシチュエーションには衝撃を受けましたが、膝枕をしている感覚はないので他人事のような気が……。さらに、筆者がチョイスした選択肢で展開されたストーリーではプレイヤーがノラくんの頭をナデナデするシーンがあったのですが、自分は手を動かしていないのに視界には“私の手”が出てきて撫でているという違和感。部屋や家具の細部、ノラくんの3Dのクオリティは上々ですし、ノラくんはポヨンとしていて可愛いのだけれど少しモヤっとしました。でも、天然キャラっぽいけれど計算高さを感じるノラくんに興味がわいたので、アプリゲームのほうはやってみたいです。
ノラくんの頭の下にあるのが筆者の足という設定ですが、重さを感じないから不思議。VRじゃなく、テレビ画面で見る普通のゲームなら全然問題ないのですが……
けれども、このニヤリとしたノラくんにあざとさを感じて、キュン!
初めてのVR体験で感じたのは、本来、重みや熱などを感じるようなプレイヤーに接触してくるシーンが出てくると一気に現実に引きも戻されてしまうということ。プレイヤーに触れようとしてこない、シチュエーションを楽しむだけだった刀剣乱舞VRが一番没入感がありました。乙女ゲームの場合、プレイヤーに近づく、接触するというのがウリなのかもしれませんが、オキュラスリフトを装着するだけのプレイでは没入感を堪能することから離れてしまうような気がします。アミューズメント施設にあるような振動や動きを感じるなど、何かしら体感できるような仕掛けがあれば感想は変わるのかもしれません。あとは、3Dのクオリティでしょうか。普段、2Dのイラストで見ているもが3Dになっても違和感ないレベルであってほしです。イラストと全然顔やスタイルが違う&ポリゴン感バリバリ過ぎるものもあったので、そこはがんばっていただきたい(商品化はされていませんが)。なににせよ、初体験ながらも、ものすごくVRに心ときめいています!
※筆者はVR知識ゼロの初体験者なので、もっと先行くVRはあるのかも。VRに関する東京ゲームショウの詳しいレポートは「PS VRだけじゃない! 東京ゲームショウ2016で話題のVRの最前線を見てきた」の記事でチェックしてください!
20年以上“腐活動”をしている、リアルよりも二次元男子大好きな筋金入り腐女子ライター。おもしろいモノ・コトにも目がない雑食系です。