どうも、アートディレクターのhashiken(@conteanime)です。
当サイト【コンテアニメ工房】は商品・サービスで絵に関連した商品を扱ってることもあり、ブログ記事には毎回のような描き下ろしのイラスト・アイキャッチ画像を作成しています。
他サイトとの差別化やセルフブランディング的な意味合いもありますが、そうするようにしてからはPV(ページビュー:一人が1ページブログを見ると1PV)もかなり上昇に転じてきたのでサイト運営において有効な手段の1つなのは間違いないと考えています。
ということで今回は、ブログ用のイラストアイキャッチ画像の作り方やコツを順序ごとにまとめてみました。
手順さえ分かれば少しデジタルに慣れることで絵でのアイキャッチ作成は誰でも可能なので、ブログやその他メディアにより一層の個性を出したい時には参考にしてください。
★デジタルで絵を描くための準備に悩んだら、こちらの3記事が参考になります。
⇒スッキリ解決!初心者がパソコンで絵を描く時のスペックの選び方とはコレだ!
⇒PCで絵を描くなら!プロおすすめの有料ペイントソフト3種を徹底比較
⇒アートディレクターが解説!初心者に最適なペンタブレットの選び方とは?
目次
ブログ記事に適した絵のネタを考える
最初に考えるのはイラストを描く上でのネタです。当然、ブログ記事の内容に則したものにする必要があります。
アイキャッチに凝る一番の理由は人の目を惹きつけることにあります。
もっともアイキャッチの個性が有効に働く場は、検索よりもはてなブックマークなどに載ってアイキャッチとタイトルが同時に掲載されている状況だと言えます。その時に、周りの記事とは一味違うと思わせるための武器と考えましょう。
★参考までに、上にあるバズッた記事はこちらです。記事中にも絵のアイキャッチを描き下ろしています。
⇒6割意味わかったら逆にヤバい!?職場を漂うちょいウザいカタカナ語2016
ネタといってもそこまで小難しくは考えず、仕事がテーマなら仕事の絵で、恋愛がテーマならそんな方向の絵を描けば十分です。
いかにネタ的なことを仕込むかはちょっとした漫画的センスが問われる部分でもあるので、慣れないうちは無理しなくてもいいと思います。一番簡単にネタを込める方法は、絵の上に載せる文字などでしょう。※後述します。
とにかく無理のない範囲で、自分のできることから徐々に始めていきましょう。
パソコンでブログ向けアイキャッチ画像の絵を描いてみよう!
ネタが決まるといよいよ絵を描いていきます、順序立ててみていきましょう。
ラフ
ラフは雑で構いません、キャンバス内にどうやって絵を配置するか、どのように字を載せるか考えながら描いては直し描いては直していきます。
いくらでも直せるのがデジタルの強みなので、この段階から綺麗に描こうとは思わないでとにかく自分のイメージを構築していきましょう。
上のように移動や変形を適宜使って、望ましい状態に徐々に持って行きます。下がラフの完成状態です。
線画
線画は綺麗な線で描いてもちろんいいんですが、ブログのアイキャッチ程度なら当サイトのようにあえてラフにするのもありです。
このようにラフで描いていたレイヤーの透明度を下げて、その上に新規レイヤーを配置して線画を描いていきます。ここでも移動や変形を行い、理想の状態に近づけていきます。完成した線画が下の状態になります。
着色
線画が描けたら、次は色を塗ります。
本格的なデジタル絵の着色だとレイヤーをあれこれしますが、詳しくない場合は線画レイヤーの下に着色レイヤーを置いてそこだけで一気に塗ってしまいましょう。
ちなみに当サイトはSAIのマーカーでざざっと塗っています。そのままだと色が薄くなりがちなので、最終的に着色レイヤーをコピーして二枚重ねにしています。※この辺は完全に好き好きで良い領域です。
目指す方向性としては、見た人の目にぱっと飛び込むようなイメージに出来ればいいですね。割と鮮やかな色使いの方がブログのアイキャッチ画像には向いているかもしれません。完成した着色データが下のようになります。
装飾・仕上げなど
色を塗り終えたら、背景の部分に色をおいたりキラキラした効果をつけたりしますがまったくの好みです。なければないで構いません。キレイに見えがちだからとやり過ぎて逆に見難くなることだけは避けましょう。
装飾などはフリー素材を使ったりしてもいいですね。※必ず素材の使用規則を確認した上で行ってください。
ブログ向けのアイキャッチ画像として体裁を整える
絵ができたらいよいよ一枚のアイキャッチ画像に仕上げていきます。ブログ毎に個性があっていい部分なんで、あくまで参考程度に当サイトの作り方を見ていってください。
文字
絵のネタにフキダシの形で加えたり、半透明の黒帯の上にに記事の内容を説明する意図で用意します。どちらもフォントはPhotoshopで処理します。
絵だけだといまいち意味がわからないネタの時は、内容がちゃんと伝わるように文字で説明を補完することも多いです。逆に絵で明らかにわかる時は文字もライト寄りで考えることが多いですね。
自分も失敗は結構してます・・・(笑
手書きの文字を載せてもいいですが、安っぽく見えると良くない場合は避けた方が無難でしょう。商売や職種によっては適さない場合があるかもです。
枠線
ブログの文字の後ろの壁紙部分はうっすら柄が入ってたり、真っ白だったり様々です。そこに絵が変に馴染んでしまうと画像として中途半端に見えたりするので、アイキャッチ画像の四方には必ず枠線をつけておくほうが無難です。
普通に黒の線でいいと思いますが、見やすければなんでも構いません。
Photoshopだと上のようにキャンバス全体を選択して編集ー境界線を描くー○pxー内側などの指定で枠線が描けますが、SAIにはそういう機能がありません。
代替案としては、新しいレイヤーを作って全体を塗りつぶしたあとに範囲を選択して切り抜いたり、四方で直線を書いたりするやり方でもいいですが歪にならないよう気をつけましょう。
サイトロゴ
ブランディングの意味からも、自分のサイトの絵だということはちゃんと示しましょう。
出来ればロゴが簡単に消せない状態にしておくのが望ましいです。背景の絵や帯と重ねると、消すときに一定の工夫が必要になるので簡単に外しにくくなります。
当サイトのアイキャッチは一番下に絵があり、その上に半透明の黒帯、その上にロゴを置いている状態です。技術の高い人ならもちろんロゴだけ消すことも出来ますが、とにかく自分の絵だよということをそれとなくサイン的に伝えていきましょう。
書き出し
仕上がったら、JPGかPNGで画像を書き出します。その際は劣化しない程度に圧縮しても構わないですし、JPGならたいした大きさでもないのでそのままの状態で書き出してもいいでしょう。
制作していた時のPSDなどのレイヤーで分かれてるデータは、次回以降のテンプレートとしても使えるので置いておけると便利です。
アイキャッチで絵を描くときのルール作り
アイキャッチのイラストを描く時は、自分の中でルールを作っていきましょう。別の機会に使ったりまとめて使いたい時にも絵の雰囲気や大きさが決まっていると使い勝手がいいためです。
・・・当サイトで絵を使い始めた2016年5月頃は、1記事に対して最低4つは描き下ろすというなかなかハードな状況でした。始めたばかりなのでトップ絵以外に、記事間に挟み込むためのストックがないんで多く描くしかなかったんですね。
でも今では、トップ絵だけ毎回描き下ろして他は過去作を使いまわしています。
今後使い回すことを想定して決めておくべき部分を以下にまとめてみました。これから始めるなら参考にして下さい。
キャンバスサイズと解像度
なるべくならブログのアイキャッチは同じサイズ、同じ解像度で作っておきましょう。
その反省も込めての提案です・・・(笑
参考までに、これが今の基準ですがキャンバスサイズは1200x630pxで、解像度72です。
サイズに関してはブログのテーマに指定があれば従えばいいですし、もしくは各種SNS用に最適化したっていいと思います。
ちなみに当サイトは、Facebookに合わせてあります。そのため、はてなブックマークに掲載されると左右が見切れます。何を重視していくか、自分の都合に合わせて決めていけばいいと思います。
解像度はwebで使うだけなら72か96あたりでいいでしょう。印刷を想定するなら300以上で考えたいですが、数字が上がるほどデータの容量もかさむので基本的には72で大丈夫です。
時間制限
絵がメインに来るブログなら別ですが、基本的にブログは記事の中身の文章が全てです。無駄に絵ばかりに力を入れても仕方ないので、一枚の制作にかけていい時間を決めてやる方がいいでしょう。
キャラクターを固定化する
アイキャッチのイラストに描くキャラクターは、基本的なものを数体決めておくと毎回絵を描くたびに悩まなくていいので楽です。また、同じキャラで描き続けていくことで描き慣れて手も早くなっていきます。
注意したいのは、
自分が何度も描いてきて思い入れが強まったからといって決して内輪的な方向に走らないことです。
後述しますが、妙な設定がやたらあるキャラよりさらりとした印象のほうがブログ記事を彩るには向いています。
ブログアイキャッチイラストを描いていく時の注意点
最後に重要なポイントをいくつかまとめます。イラストのアイキャッチ画像で最大限の効果が得られるよう、ぜひ意識して進めてください。
アイキャッチの絵は毎回、一見さんに向けて描く
上にも書きましたが、描き慣れるとどうしてもキャラは描き手の中で存在感が膨らんでいきます。でもあくまでもあなたの中だけでです、基本的にブログは連載漫画じゃありません。
ブログというのは基本的にGoogle検索などで気になる質問の回答を求める人が立ち寄ります。多くの場合、一見さんが7~8割になるはずです。
そんな人達が、よくわからないキャラのよくわからない設定とか匂わされたらどう思うでしょう? 一瞬でページから離脱します。絵がマイナスの作用に働いてしまうわけです。
自分の中で名前や設定があるくらいはいいですが、さほど表には出さなくていいでしょう。前段階での知識が必要なネタは絶対NGです。
名前とかもサイト名にちなんだものは許容範囲かなと思いますが・・・基本的にはサラリーマンとかおかあさんとか、少年とかその程度に止めたほうが無難です。
内輪ネタ感を与えないよう、読み手に疎外感を与えてしまわないようにくれぐれも気をつけましょう。毎回、新しい人に対して描いてることを常に意識して下さい。
技術よりも、わかりやすさと個性・インパクトが大事
下手に上手い絵だと素材感が出てしまうこともあります、そうなるとせっかくの差別化も図れません。
内容がわかれば技術的なものはほどほどで構わないと思います。
自分は何の目的でブログのアイキャッチをフリー素材写真でなくオリジナルの絵にしているのか?
・・・そのことを忘れずに進めましょう。
重要なのはブログ記事、絵は添え物
絵はあくまでも人目を引く要素と考えて下さい、制作に時間をかけすぎては本末転倒です。あくまでもブログで大事なのは記事の内容です、写真や絵などいらないという人もいるくらいです。
ですが、どんな文章でも人が読みやすくする努力を書き手はすべきだと思います。それが情報発信側の責務でしょう。
自分の書いた記事は、どうすれば読んでくれてる人の頭に残り情報として役立つか?
・・・そのために効果的に活用してこそ、イラスト・アイキャッチ画像の意味が出てきます。
オリジナルの絵は、差別化やセルフブランディングに大きな効果を発揮します。
当サイトも以前は今ほど絵を売りにしていませんでしたが、友人のアドバイスで描き下ろすことを始めました。描き始めて2016年9月時点で4~5ヶ月ほどですが、PV/月は以前の5倍以上になっています。
もちろん絵だけの影響じゃなく、ブログ文章の書き方に慣れた部分もありますが絵の相乗効果も相当あるはずです。何より、以前よりも反応してくれる読み手さんが増えました。
ぜひ、あなただけのイラストを有効活用していってください。
★セルフブランディングについて詳しく知りたいときはこちらが参考になります。
⇒あなたの未来を着実に切り拓くセルフブランディングの正しい進め方とは?
使い終わったアイキャッチ画像は文字を外して保存
画像が増えれば、アイキャッチは自分だけの資産になっていきます。使い回しがしやすいよう、文字などは外した状態で保存していくと便利です。
貯まるまでは大変かもしれませんが、あとあと楽になっていくので前向きに挑戦してみてください。
さいごに、
想定外に文字数6,000超のボリュームになってしまいました・・・ここまで読んでくれてありがとうございます(笑
フリー素材の写真だけを特に意図もなく使った場合は記憶にも残らず終わることがほとんどですが、あなただけの絵でアイキャッチを用意できれば発信したい情報もさらに精度高くターゲットに伝わっていくはずです。
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