朝鮮人虐殺の記述なし
「政治圧力への屈服」と市民団体が横浜市教委非難
- 社会|神奈川新聞|
- 公開:2016/09/13 15:07 更新:2016/09/13 17:09
- 無料公開中
少年のころ朝鮮人虐殺を目撃した石橋大司さん(故人)が私費で建立した「関東大震災殉難朝鮮人慰霊之碑」。毎年9月1日には横浜市長名の花束が供えられる=1日、横浜市西区の久保山墓地
2015年度まで使われてきた副読本「わかるヨコハマ」を巡っては横山正人(自民)、小幡正雄(維新・ヨコハマ会)両市議が朝鮮人虐殺に関する記述や使用頻度を問題視。これを受け市教委は13年度版で軍隊・警察の関与についての記述を削除、「虐殺」の表現を「殺害」に書き換えるなどし、本年度からグローバル人材の育成をうたう新副読本「Yokohama Express」に改めることを決めていた。
要望書では「虐殺は多くの歴史研究で実証された定説」とし、市教委の対応を「政治介入への屈服と言うほかなく、改訂自体が許されない」と批判。書き換え前の「わかるヨコハマ」を復活させ、災害時にはデマに流されないよう注意喚起する記述を盛り込むことを求めている。
市教委指導企画課の三宅一彦課長は「副読本は市教委が発行するもので、教育現場のことを考え主体的に作成している」と話し、新副読本の内容は9月下旬に確定させるとしている。
COMMENTS