連続テレビ小説 とと姉ちゃん(144)「常子、小さな幸せを大事にする」 2016.09.17


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(鉄郎)まあみんな元気そうで何よりだ。
お前…ん?お前。
どっかで見た気が…。
(水田)えっ…ああ…。
(常子)水田さんです。
叔父さん闇市で会ってるはずですよ。
ああああああ!えっだからって何でその男がここでくつろいでるんだ?
(美子)まり姉ちゃんの旦那さんだから。
何…?あっそうなんです。
あ…あ…お前あれか?すげえ金持ちなのか?いやいや特には…。
おいおい…金持ちでもないならこんなやつのどこがいいんだよ。
(鞠子)すてきなところがいっぱいあるんです。
いやだけどよ…。
えっ…そうなると…さっきから視界に入ってくるこの子はひょっとして鞠子の…?そうよ。
(たまき)初めまして。
水田たまきです。
はぁ〜そうかぁ。
おじさんはねお母さんの叔父さんだから…えっ?つまりその…うん。
鉄郎おじさんと呼んでくれ。
はい鉄郎おじさん。
あ〜いい子いい子。
叔父さん…。
(南)俺もご挨拶を。
ん?あんたは?今度美子さんと結婚させて頂きます南大昭です。
えっ。
美子も結婚すんのか?
(美子)フフフそうなの。
(鉄郎)そうか〜美子もなあ…。
(君子)鉄郎さんちょうどいいところに来てくれたわ。
何が?今ちょうどよっちゃんと南さんのお祝いをしてたところだったんです。
バカ野郎お前…だったら先に言えよ。
祝いの品がねえじゃねえか。
買ってくる。
(一同)えっ?叔父さん?アハハハ…。
・「普段から」・「メイクしない君が」・「薄化粧した朝」・「始まりと終わりの狭間で」・「忘れぬ約束した」・「花束を君に贈ろう」・「愛しい人愛しい人」・「どんな言葉並べても」・「真実にはならないから」・「今日は贈ろう」・「涙色の」・「花束を君に」・「涙色の花束を君に」
(幸子)すみません。
あの人思い立ったら人の話を聞かないもので…。
ええ知ってます。
フフフフフ。
そうですよね。
叔父さん農業やってるって本当なんですか?ええ。
うちの実家を継いでくれたんです。
半分売って半分自分たちで食べていくような小さな農家なんですけど。
叔父さんとご一緒じゃご苦労されるでしょう。
そんなとんでもない。
私感謝しっ放しなんです。
さっき鉄郎さんハタハタ漁で失敗したって…。
ええ。
失敗したのうちの兄なんです。
鉄郎さんは手伝っていただけです。
うちの兄の失敗でうちは多額の借金を抱えて家も土地も取られそうになりました。
その時に助けてくれたの鉄郎さんなんです。
失敗したのは自分にも責任があるって言って借金取りと掛け合ってくれて。
その上うちの田んぼまで手伝ってくれておかげで借金も返す事ができたんです。
あの叔父さんが…。
(鉄郎)よいしょ。
こんなに?お酒ばかりじゃない。
まずは美子の結婚だろ?それに鞠子の結婚と出産も祝ってやらねえといけねえからな。
そう言ってもらえるのはうれしいけど…。
私の結婚と出産ってだいぶ前よ。
ガタガタ言ってねえでみんなで祝おうじゃねえか。
なあ?お前ら。
俺お酒あんまり強くないんですが…。
僕も…。
さあ始めようぜ。
はいついだついだ。
ほらほらほら。
美子もなちょっとな。
はい。
では改めて…。
おう待った待った!まずは俺の挨拶が先だ。
挨拶?え〜美子それに…。
南です。
(鉄郎)南…南君ご結婚おめでとう。
(2人)ありがとうございます。
うん。
あ…それからついでに鞠子も結婚出産おめでとう。
常子も姉さんもうれしいだろ。
はい。
ええ。
(鉄郎)だよな。
兄貴にもお前らの事見せてやりたかったなあ。
はぁ〜思い出しちまうなあ。
美子が生まれた頃「みんな女じゃ嫁に行ってさみしいだろう」って話したら兄貴のやつ「そんな事ない」ってよ。
きっとみんな姉さんに似てきれいなお嫁さんになるだろうって誇らしげにしてた。
なんとか…見せてやりたかったなぁ。

(鉄郎)おっとおっと。
しめっぽくなる前に乾杯だ。
おいグラス持て。
では乾杯。
(一同)乾杯。
(幸子)おめでとうございます。
ありがとうございます。
ではしばしご歓談を。
しゃべりたいだけしゃべって…。
お母さん。
ん?ポテトサラダお皿によそって。
はいはい。
うんおいしい!アハハ!ほれたのも分かるわ。
そうでしょう?姉さん梅干しもらうよ。
ええ。
あれからいろいろあったんだろ?ええ。
でも鉄郎さんもでしょ?えっ?さっき幸子さんから少し。
(鉄郎)何だよ。
おしゃべりだな。
まあよ兄貴が死んでから俺なりに姉さんや常子たちの事なんとかしようとは思ってたんだ。
パ〜ッと成功してさ金作って楽にしてやろうと思ってたんだけど結局何もできなかったなあ。
それどころかむしろいろいろ迷惑かけちまって…。
すまなかったな姉さん。
そんな…。
俺が持ってきた米食ってくれよ。
昔俺がほら食っちまった事あっただろ?あれの罪滅ぼしっつうか…。
アハハハ!そんな昔の事…。
迷惑だなんて思った事もありませんよ。
それに鉄郎さんがいてくれたおかげで心強かった事もありましたし。
そうかい?
(君子)ええ。
(鉄郎)おいおい水田に南お前らちっとも飲んでねえじゃねえか。
鉄郎おじさんの酒は飲めねえってのか?え?
(2人)いやいやいや。
(水田)そんな事は…。
(たまき)無理しないで。
かか。
叔父さん止めた方がいいですよね?水田さんも南さんもあんまりお酒飲めないって…。
フフフ。
まあ好きにさせてあげましょう。
みんなに会えてよっぽどうれしいのよ。
見て。
きれい!お〜2号まで出てたんだなあ。
それがあるから今があるんです。
よかったじゃねえか。
夢がかなって。
はい。
まあうまくいったらいったで大変か。
そうですね。
結局悩みは尽きません。
思わぬ悩みが次から次へと湧いてきます。
みんなそうだよ。
悩みのない人間なんかいねえよ。
叔父さんも?当ったりめえよ。
俺だって成功して大金つかんだ事もあるけどよ悩みがなくなった事なんかねえよ。
いつだって「ああこれからどうしたもんじゃろのぉ」って。
フフフ。
だけどよその「どうしたもんじゃろのぉ」があるから人生は楽しいんじゃねえか?そうかもしれませんね。
ああきっとそうだ。
フフフ!
(鉄郎)お〜。
おっ。
(たまき)フフフフ。

(君子)せっかくなんですから泊まっていけばいいのに…。
(鉄郎)いやいや農家ってのは休みはねえんだよ。
今だって畑や田んぼがどうなってんのか気が気じゃねえし。
離れていても雑誌は読めんだ。
お前らの事はず〜っと見守ってやるからな。
じゃあ行くか。
はい。
達者でな。
あばよ。

(たまき)鉄郎おじさ〜ん!またね!おう。
またな。
(たまき)アハハ!・
(君子)常子ちょっと。
は〜い。

6年が過ぎ昭和39年
(テレビ)「オリンピックに先駆けて夢の超特急東海道新幹線の…」。
東京オリンピックが目前に迫り秋には東海道新幹線が開通とあってそれらのニュースが連日テレビや紙面をにぎわせている中…
ただいま戻りました。
(一同)お帰りなさい。
「あなたの暮し」は更に読者を増やし発行部数75万部を突破しておりました
(花山)何度言ったら分かるんだ!やり直し!
(木立)いやあのでも…。
でも〜!?でもでもでも…でも〜!すみません。
やり直します!あ〜すみません美子さん。
大丈夫ですか?常子さん。
はいはい。
これお願いします。
はい。
2016/09/17(土) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 とと姉ちゃん(144)「常子、小さな幸せを大事にする」[解][字][デ][再]

美子(杉咲花)のお祝いに現れた鉄郎(向井理)。かつて小橋家の米を食べ尽くしたおわびだと米を土産に渡す鉄郎に、君子(木村多江)はこちらこそ助けられたとお礼を言う。

詳細情報
番組内容
常子(高畑充希)や鞠子(相楽樹)たちが催した美子(杉咲花)の結婚祝い。その最中、音信不通だった鉄郎(向井理)が嫁の幸子(岩崎ひろみ)を連れて現れる。祝いの場を手前勝手にかき乱す鉄郎。聞けば、新潟で米を作っているという。かつて小橋家の米を食べ尽くしたおわびだと米を土産に渡す鉄郎に、君子(木村多江)はこちらこそ助けられたとお礼を言う。農家に休みはないと慌ただしく立ち去る鉄郎に、常子たちは別れを告げる。
出演者
【出演】高畑充希,木村多江,相楽樹,杉咲花,上杉柊平,伊藤淳史,岩崎ひろみ,向井理,唐沢寿明,【語り】檀ふみ
原作・脚本
【作】西田征史
音楽
【音楽】遠藤浩二

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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日本語(解説)
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