地方公務員がバカだとか、地方議員はバカだとか、好きに言えばいいけれども、こっちはこっちでプライドを持って職責をまっとうするまで。私だって命を守る砦である。逃げることは、許されない。「皆様を守ります!」とマイクで叫び、私は公職にあるのだから。

 その時に「朝鮮人が井戸に毒を!」というデマ。ふざけるなと言いたい。こっちは仕事をしているんだ、家族を置いて、エレベーターより速いからと階段を駆け上り。息を切らせて走りまくってるんだ。備蓄の水すら持たず、ごちゃごちゃとやかましい。これは保守にも言わせて頂くし、謎の争点化を試みる左派・人権派にも言わせて頂きたい。うるさいのだ、こっちは必死でやっている。ちょっと考えればわかるだろう、と。

地方議員の在り方


 北九州市議会議員の上野照弘(てるひろ)氏の投稿。翌日の12時過ぎには以下が投稿されている。行政は対応を済ませ、それを議員が報じている点に着眼して頂きたい。


【熊本地震に対する応援隊の派遣】

北九州市上下水道局、北九州市管工事協同組合は昨夜発生した熊本地震に対し、応援隊を結成。

給水車、給水タンク、ボトルドウォーター、給水袋などをもって、合計12名が被災地に向けて出発しました。がんばってください!

 翌日の昼には、すでに他自治体からの公助の支援が始まっているのだ。のみならず、これを議員がSNSで告知する安心感はどれほど暖かいことだろう。コメント欄には追加情報が続々と掲載されていく。


【熊本地震への北九州市の対応状況】

(消防局)

緊急消防援助隊 7隊31名 出動済

(保健福祉局・病院局)

災害派遣医療チーム 34名 出動済

 行橋市は、政令市の北九州に比較してここまでの人員はもたない。羨ましいな、とも思った。北九州で足りねば、うちも動くだろうと準備と覚悟。そう思った端から各地の地方議員から電話が大量に。九州の状況はどうか、足りていないものはあるか、うちの自治体から出せるものはこれとこれと・・・。驚くことに20自治体ほどの議員から。ブログで得た人脈だが、さながら地方議員の総合商社のようである。