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唐十郎「状況劇場」で異彩 怪優・大久保鷹の“破天荒”人生

 結婚して子供も3人生まれたが、堅気の生活は長くは続かなかった。

「ある日、会社にファクスが届いた。作家の嵐山光三郎さんの名前で、唐さんが会いたいと言ってるとありました」

 唐と再会した鷹さんに、唐は「唐組という新しい劇団を旗揚げする。戻ってきてほしい」と懇願。一も二もなく承諾した。

「当然、食えなくなり、妻から三くだり半。子どもたちにはそれ以来会ってないですね。もし再会したら一緒にケーキでも食って、“おまえのオヤジは今でもぶざまに芝居続けてるぞ”とでも言ってやりますか、ハハハ」

 6月18日から新宿・花園神社境内特設テントで新宿梁山泊「新・二都物語」(演出=金守珍)に出演。唐の長男・大鶴義丹と共演する。

「もう一度パレスチナで芝居をやりたい。それが今の夢です」

 都内の公団住宅住まい。

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