豊洲市場 地下水の有害物質 環境基準を下回る
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豊洲市場の土壌の汚染対策をめぐる問題で、東京都は、盛り土が行われていなかった市場の建物の地下にたまった水について調査した結果を発表しました。検査項目とした7種類の有害物質のうち、ベンゼンやシアンなど5種類は検出されなかった一方で、環境基準を下回る微量のヒ素と六価クロムが含まれていたことがわかりました。
豊洲市場の土壌汚染対策をめぐっては、東京都が専門家の提言に反して建物の地下には盛り土をしていなかったことが明らかになり、主要な建物の地下に設けられた空洞に水がたまっています。
東京都は、今月13日に水を採取して成分を調べた結果を17日発表しました。
それによりますと検査項目とした7種類の有害物質のうち、ベンゼンやシアン化合物、鉛、水銀、それにカドミウムの5種類は検出されませんでした。
一方で環境基準を下回る微量のヒ素と六価クロムが含まれていたことがわかりました。
この結果について土壌の安全性などを検証する「専門家会議」の座長を務める放送大学和歌山学習センターの平田健正所長は都庁で開かれた会見で、「環境基準を下回っているので全く問題はない。たまった水は、地下水の影響が大きいのではないかと考えられる。ベンゼンは揮発性のため、もし含まれていたとしても濃度は低かったと思うが、地下の空洞の大気を測ってみないとわからない」と述べました。
地下の空間にたまった水については、16日、共産党都議団も民間の検査機関に依頼して調査した結果、環境基準を下回る微量のヒ素が検出されたと発表しています。
東京都は、今月13日に水を採取して成分を調べた結果を17日発表しました。
それによりますと検査項目とした7種類の有害物質のうち、ベンゼンやシアン化合物、鉛、水銀、それにカドミウムの5種類は検出されませんでした。
一方で環境基準を下回る微量のヒ素と六価クロムが含まれていたことがわかりました。
この結果について土壌の安全性などを検証する「専門家会議」の座長を務める放送大学和歌山学習センターの平田健正所長は都庁で開かれた会見で、「環境基準を下回っているので全く問題はない。たまった水は、地下水の影響が大きいのではないかと考えられる。ベンゼンは揮発性のため、もし含まれていたとしても濃度は低かったと思うが、地下の空洞の大気を測ってみないとわからない」と述べました。
地下の空間にたまった水については、16日、共産党都議団も民間の検査機関に依頼して調査した結果、環境基準を下回る微量のヒ素が検出されたと発表しています。