16日
11時54分
1分13秒
豊洲新市場 地下のたまり水、現時点でベンゼン検出されず
豊洲新市場で土壌汚染対策の盛り土が一部行われていなかった問題で、東京都は地下の空間にたまった水の水質調査を行っていますが、現時点では有害物質のベンゼンは検出されていないことが分かりました。
この問題で、東京都は地下の空間にたまった水の水質調査を今月13日から始めています。
都の関係者によりますと、水質調査の結果、工事前に土壌から検出された有害物質のベンゼンは現時点では環境基準を超える水準で検出されていないことが分かりました。都は引き続き、有害物質が含まれていないか調査を行うとともに、地下にたまった水が雨水なのか地下水なのか、専門家とともに分析する方針です。一方、日本共産党都議団は地下の空間を視察した際に採取した水を独自に分析していて、早ければ16日中にも検査結果の速報値を発表するとしています。
また、小池知事が再び召集する専門家会議で、当時、座長を務めていた放送大学・和歌山学習センターの平田健正所長が17日、会見を行うことが分かりました。当時の議論の経緯や地下の空間の安全性に関するこれからの調査について話すものとみられています。(16日11:22)