初めて東京ゲームショウ、運営側で参加してまいりました。
もちろん具体的な話はできませんけど、感じた事いろいろ書かせていただきます。
東京ゲームショウとは
世界三大ゲームショウ(アメリカのE3、ドイツのGamescom、日本のTGS)の一つ。
TGSと略されることが多いです。
日本では一番大きなゲームのイベント。企業向けのビジネスデイ2日、一般客向けのゲストデイ2日、計4日間行われます。
ゲーム会社側からすると1年で最もアピールできる場所であり、様々なプロモーション、そしてビックタイトルの発表が行われます。
ちなみに任天堂は参加しません。「入場料が有料である」「東京近辺の人しか来られない」という表向きの理由ですが。
準備は早い
正直何か月前から始まっていたのか分からない。
今思えばあの責任者の方が忙しそうにしていたのはこういうことだったのかなどと感じています。
私は新人ですので忙しくなり始めたのは3週間前とかから。そこそこ残業は多かったです。
今まで東京ゲームショウってそろそろTGSの時期かなって思うくらいだったんですけど、売っていくゲームや情報の出し方はこの9月のTGSを中心に動いていくこともあり、すでに4月くらいからはTGSで~~をやるからそれに合わせて~~みたいな話は出ていました。
それくらいゲーム会社にとって大事なものです。
そして会場設営、全体では月曜日から開始でした。
今年は2Kのマフィアやカプコンのバイオハザードといった建物系が目を引きましたね。
こういったものもたった3日で出来上がるのは素人ながらすげぇなと思っていました。
私は前日入りだったのですが、出来上がり途中の舞台や開場前に自撮りとかしているコンパニオンさんとか見れるのは非常に興味深かったです。
コンパニオンさん
会場スタッフ的なこともやっていたのでコンパニオンさんの仕事を間近で見ることができ、そして仕事的にかかわることができたので仕事しながら楽しめました(笑)
6WAVESのコンパニオン(?)が圧巻
やはり見られること、写真を撮られることが仕事であり、何かお客さんから聞かれるとこちらのスタッフサイドに回す、いわゆる「電話対応」的な仕事をしていました。
とにかくずっと立ちっぱなしで、常に笑顔でっていうのは改めてプロだと感じました。実際に自分が会場に立ち、改めて気が付きました。疲労はたまるわ、笑顔なんて疲れてできないわ。どんな人に写真を撮られても笑顔で対応できるコンパニオンさんすげぇってなっていました。格好的にも疲れるでしょうし。
写真は撮れませんが休憩中に何か上から羽織って自然な笑顔でいるコンパニオンさんが一番かわいいと個人的には思っています。
そして結構写真撮られているんだなぁと感じました。写真待ちの列ができることもありますし。写真撮っていいか聞けば100%OKくれるので興味がある方は気軽に写真を撮ってみてはいかがでしょうか。しかもどうやら意外と一緒に写ってくださいっていうのもありみたいです。(これはコンパニオンさんよるかもしれませんが)
↓参考記事
私は仕事ばかりでまともに撮れなかったのが残念です。(趣味じゃなくてあくまでブログ用にってことです!)
あとどうやら可愛さによって値段のランクみたいなのはあるようです。
企業のコンパニオンさんによってどれだけその企業がプロモーションに力を入れているか分かるかもしれませんね。
それとコンパニオンさんを「お持ち帰り」しようとする社員がどうやらいるらしいです。
ゲーム会社ってやっぱり「うへへへ~」とか言ってそうな気持ち怪しいオタクなおっさんもいますから。実際にお持ち帰りまでいったことが過去にあったのかは知りませんが。
海外のお客さんが多い
世界三大ゲームショウといえど、国内で開催されているためそれほどの規模のものなのかなと疑いの念しかありませんでした。が、その考えはなくなりました。海外のお客さんは非常に多いです。
ビジネスデイということもあり飛び込み営業みたいなものが非常に多かったです。
「ワタクシフィリピンでゲーム作っていまして、ぜひともアナタの会社でゲーム作りたいデス」
みたいなのとか「アメリカとヨーロッパには進出できているのですが、アジアはまだなのでぜひアナタの会社でウチのゲームを販売してほしいデス」みたいなのが沸くほどいました。
そのためにわざわざ日本に来たんだなと考えると何か感慨深いものがあります。
まぁ基本的には断っちゃうんですけどね。
そして改めて英語の必要性を感じました。英語でガンガン話しかけてくる人多いですもん。
いい大学出て、海外経験(3か月)もありながら結局簡単な会話しかできないのは辛くて恥ずかしかったです。上にあがるには英語必須かなとか思いつつ、英語を勉強する暇あったらゲームの勉強しようとか思っているクソ野郎です。
いやでも今回はさすがにどうにかしないとなって思いました。
新たなビジネスチャンスが生まれる瞬間を目撃できる
これが面白かったです。
「ビジネスデイ」ですからくるお客さんというのはゲーム市場にビジネスチャンスを感じている人であったり、あるいはもともとお付き合いのある方々。
あえてなかった例を挙げますが、「ぜひともうちの漫画をゲーム化してほしいのですが」とか「映画を作っているんですけど、御社のゲームの映像部分とか担当できませんかね」とかそういった話がガンガンくるわけです。
あの大企業がうちに頭を下げに来るなんて、この会社とコラボする可能性があるのか!?などと夢が広がるわけです。俺はその第一歩を目撃したという感激。ま、実現しないものばかりでしょうけど。
単純に「ゲーム」というものにこれだけビジネスチャンスを感じている方がいることがうれしかったですし、改めて自分がこの業界で働けていることに誇りを持てました。
最後にまとめと感想
正直疲れました。
周りもピリピリしていますし。「何か少しでもミスがあったらゆるさねぇぞオラァ!!」みたいな空気しかなかったです。
でもやっぱりそれ以上に心弾む演出であったりPVであったり非常に充実したビジネスデイでした。1年目ということで何もかも新鮮でしたし。
元々こういったイベントに行くのも企画するのも好きなタイプだったので何だかんだ最後まで楽しんでいました。
普段関わらない先輩方と一緒に仕事できたり、どんなに年が離れていてもあそこのブースすごいよねとか同じゲームの話題で盛り上がれたり、そしてあの有名な○○プロデューサーとかそういった方々と関われたのが非常に嬉しかったです。
今はやり切った感で心が満たされています。満足です。
今年私はビジネスデイのみの出勤でしたが来年からは色々任されるようになってゲストデイも仕事できたらいいなと思っています。
去年のTGS
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